逃げ上手の若君:「暗殺教室」作者のマンガがテレビアニメ化 CloverWorks制作

「逃げ上手の若君」のティザービジュアル(C)松井優征/集英社・逃げ上手の若君製作委員会
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「逃げ上手の若君」のティザービジュアル(C)松井優征/集英社・逃げ上手の若君製作委員会

 人気マンガ「魔人探偵脳噛ネウロ」「暗殺教室」で知られる松井優征さんの「逃げ上手の若君」がテレビアニメ化されることが分かった。山崎雄太さんが監督を務め、CloverWorksが制作する。主人公・北条時行が描かれたティザービジュアルも公開された。

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 同作は、史実を基に描かれる“逃亡譚”で“天下一逃げ上手な少年武将”北条時行の流浪と潜伏、逆襲を描く。1333年、突然の謀反によって鎌倉幕府が滅亡し、幕府の後継となるはずだった少年・北条時行が、信濃国の神官・諏訪頼重にいざなわれ、逃げて英雄になる道を歩み始める。北条時行と足利尊氏の天下を巡る戦いを描く。

 2016年3月の「暗殺教室」連載終了以来、約5年ぶりとなる松井さんの新連載で、2021年1月に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載をスタートした。コミックスが第9巻まで発売されており、最新10巻が4月4日に発売される。

 原作者の松井さんは「この時代をアニメで動かすのは大変だと思いますが、手を上げてくださったCloverWorksさんに本当に感謝しています。前作ほど密接に関われそうにはないですが、皆さんとても真剣に原作を生かすために頑張ってくださっているので信頼しています。動いてしゃべる時行達を楽しみにしていてください!」とコメント。

 山崎監督は「北条時行……誰っ!?と、いうのが話をいただいた時の正直な感想です。鎌倉幕府滅亡に際し、逃げ延びた幼子。どれだけ負けても立ち上がり、その生涯で3度も鎌倉を奪還した北条の若君。そんな少年マンガみたいな武将が本当にいたのかと。調べたら、教科書にもちゃんと載ってたんですね。一行だけ。この、多分皆忘れてしまった英雄の物語が、一人でも多くの人に届くよう、一所懸命頑張ります!」と意気込んでいる。

 シリーズ構成の冨田頼子さんは「尊氏が……悪役!? というのが原作を読んだ時の最初の感想でした。でも視点が変われば主人公も悪役も敵も味方も変わるもの。特に歴史ものはそうやってさまざまな作品が作られてきたジャンルですよね。今作での北条と足利の戦いはどんな風に描かれるのか、アニメでも楽しんでもらえるようにライター陣一同頑張ります。どうぞ時行と逃若党の活躍をお楽しみに!」と話している。

 キャラクターデザインの西谷泰史さんは「ファンの皆様、興味を持っていただいた方に楽しんでもらえるよう原作、監督に寄り添い頑張りますのでどうぞよろしくお願い致します」とコメントを寄せている。

 ◇スタッフ(敬称略)

 監督:山﨑雄太▽シリーズ構成:冨田頼子▽キャラクターデザイン:西谷泰史▽制作:CloverWorks


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