1998年に放送されたテレビアニメ「serial experiments lain」の25周年を記念して代替現実ゲーム「Layer 3301:De-Cipher」が制作されることが分かった。アニメのプロデューサーを務めたNBCユニバーサル・エンターテイメント・ジャパンの上田耕行さんが監修し、同作の謎めいた世界観に触れることができる没入型のゲームになるという。
ウナギノボリ
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「Layer 3301」は、デジタルグッズ「プロトコルキー」を通じてアクセスできる。「lain」のストーリーの新しい側面が解き明かされるという。
上田プロデューサーは「『謎解き』『宝さがし』が皆さんにどれだけ楽しんでもらえるか、まだ分からないのですが、いつまでもファンでいてくれている人を想像してネット上のバーチャルだけで終わらないなにかつながりができたらうれしいです。また作品単体ではなくアニメーションカルチャー全体でも新しいチャレンジになるといいなと思っています。固定的な価値観や経済的な思惑に縛られない実験的なチャレンジ精神が『serial experiments lain』であってほしいのが生みの親の心情です。機会を与えてくれたAniqueとKasagiに感謝します。ぜひ楽しんでください」とコメント。
ゲームを手掛けるKasagiのケンドリック・ウォンCEOは「25年以上前、『serial experiments lain』は、デジタルリアリティーの台頭を予測することで、SFファンから支持を得ました。また、ネットワーク・スピリチュアリティー(意識を共有することでコミュニケーションを図る)の探求は、lainファンにとって最も共感できるものであり、今回のバーチャルコレクションは、これまでにないインタラクティブな体験を提供するものとしてふさわしいものです」と話している。
「lain」は、ネット端末NAVIが普及する世界を舞台に、中学生の岩倉玲音が、死んだはずの四方田千砂からのメールを受け取ったことをきっかけにNAVIにのめり込み、奇怪な事件に巻き込まれる……というストーリー。
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