アイドルグループ「日向坂46」の影山優佳さんの卒業セレモニーが7月19日、東京国際フォーラム ホールA(東京都千代田区)で開催された。昨年のワールドカップでも話題になったサッカーの知識や、東大生にも引けを取らない知識力などでソロ活動でも活躍し、グループの知名度アップに貢献した功労者が、約7年間のアイドル生活にピリオドを打った。
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影山さんは2016年5月、前身グループ「けやき坂46」の一期生として加入。学業のため一時、2年にわたり休業したが、復帰後は「アイドル界随一のサッカー通」としてサッカー番組や「秀才アイドル」としてクイズ番組で活躍してきた。
「耳の感覚が鋭い」という影山さんにとって、ライブの大きな音が負担になっていたことが卒業理由の一つでもあったため、セレモニーは楽曲の少ない構成で進行。「影山優佳のやり残したこと」として、クイズやラジオ番組の公開収録を盛り込んだ。
ラストは、真っ赤なドレスに着替えた影山さんが便せん6枚につづったメッセージを披露し、ファンやメンバー、スタッフに感謝の思いを伝えた。同期メンバーには「先にいなくなってごめん! みんなに会えたことが私の人生の誇り」と語り、後輩たちには「これからを頼んだぞ!」と未来を託した。
自身の今後については「もっともっともーっと大きな人間になって、どこからか『あ、影山優佳ちゃんって日向坂46にいたんだね。日向坂46ってすごいんだね』みたいな話が聞こえてくるようになったらいいなって思います。具体的にって言うと、どうなっていくかは私自身も分からないです。お芝居を見ることが大好きなので、そちらに踏み入っていくのかもしれないし、あるいはちょっと充電するかもしれないです」と語った。
最後に改めて感謝の思いを伝え「このグループの一員になれて良かったって思います。これからこのグループの外から、このグループの幸せをもっともっと増やせるように頑張っていきたいと思います。これからもよろしくお願いします」と言い残し、ステージを後にした。