千と千尋の神隠し:川栄李奈と福地桃子が舞台版“千尋”に新加入 2024年の公演から橋本環奈、上白石萌音との4人体制で

舞台版「千と千尋の神隠し」の新たに千尋役を演じる川栄李奈さん(左)と福地桃子さん
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舞台版「千と千尋の神隠し」の新たに千尋役を演じる川栄李奈さん(左)と福地桃子さん

 スタジオジブリの劇場版アニメ(宮崎駿監督)を舞台化した「千と千尋の神隠し」の千尋役に、川栄李奈さんと福地桃子さんが加わることが8月28日、明らかになった。2022年の初演から千尋を演じている橋本環奈さんと上白石萌音さんに加えて4人で交互に出演するといい、来年3月の帝国劇場(東京都千代田区)公演には4人とも登場するという。川栄さんと福地さんはオーディションを経て選ばれた。

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 「千と千尋の神隠し」は2001年に公開された劇場版アニメで、不思議な世界にある神々のための銭湯「油屋」に迷い込んだ少女・千尋が、少しずつ強く成長していく姿を描いた。「ベルリン国際映画祭金熊賞」や「アカデミー賞長編アニメーション映画賞」に輝くなど、世界中で高い評価を受けた。

 舞台は、ミュージカル「レ・ミゼラブル」の世界初演の潤色・演出を担当し、数々の名作を手掛けたジョン・ケアードさんが翻案・演出を担当する。2024年3月に帝国劇場で上演され、同年4~7月にロンドン、4月に名古屋、4~5月に福岡、5~6月に大阪、6月に北海道でも順次上演される。

 川栄さんは「新しく千尋を演じさせていただくことになりました。去年の初演を観劇させてもらった時、細部にまでこだわった演出やキャストのみなさんの熱量を肌で感じ、とても感動したのを今でも覚えています。まさか自分が千尋を演じられるとは思ってもいなかったので、もうすでに緊張していますが、心強いカンパニーの皆さんにしっかりと食らいつき、最高の作品をお届けできるよう頑張りたいと思います! 楽しみにしていただけたらうれしいです」とコメント。

 福地さんは「この度、千尋役を務めさせていただくことになりました。映画『千と千尋の神隠し』は3歳のころ、4歳の兄と母にせがんで映画の初日に渋谷の映画館へ並んで見た記憶があります。奇妙だけれどなんだか惹(ひ)きつけられる作品の力強さを幼心にも覚えています。来年3月帝国劇場から再スタートするという素晴らしいエネルギーと共に、すてきなカンパニーの皆さんと自分自身としっかり向き合い努めてまいります。よろしくお願いいたします」とメッセージを送っている。

 なお、8月26日午後5時から御園座(名古屋市中区)で開催された公演を9月2日までアーカイブ配信中。視聴料金は5500円。

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