想像を超える“びっくりなお店”を紹介するバラエティー番組「ヒューマングルメンタリー オモウマい店」（中京テレビ・日本テレビ系、火曜午後7時）。12月19日の放送は3時間スペシャルで、新潟、埼玉、神奈川、北海道、大分、山梨の各地から、味よし、盛りよし、見た目よしの人気店を紹介する。

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　◇味よし姿よしビジュもり系　新潟県長岡市

　新潟県長岡市にあるお食事処。名物は、ドームのような美しい盛りで運ばれてくる「野菜炒め定食」（950円）で、総重量はなんと２キロ。豚肉、ニンジン、キャベツ、白菜、もやしなどを、ラーメンスープや自家製しょうゆだれと絡めて一気に炒める。

　新潟県産のブランド米を使った「チャーハン」は大盛り（1250円）が6人前相当、並盛（900円）で4人前相当とボリューム大。常連客が「焼肉定食一択。中毒性がある」と太鼓判を押す「焼肉定食」の大盛り（1500円）は、ニンニクの聞いた焼肉だれが評判だ。

　豚カツにデミグラスソースをたっぷりとかけた長岡名物「洋カツ」も人気メニュー。コメ4合以上の「洋風カツ丼 大盛り」（1400円）で使われているのは、店主が考案したオリジナルレシピのデミグラスソース。

　店主の30代男性は、日焼けサロンで焼いた肌を、派手なファッションで包む。元々ビジュアル系アーティストが大好きで、ファッションのコンセプトは「Vホス（ビジュアル系＋ホスト系）」。一方で、店の休日には衛生指導員として近隣の飲食店を巡るほか、毎日スーパーに電話しては、少しでも安い国産の食材を探し、熱心な仕事ぶりは周囲や店のスタッフからも評判だ。

　◇うどん＆別腹パフェ　埼玉県幸手市

　埼玉県幸手市にあるうどん店は、ボリュームのある麺と天ぷらが有名。こどもの顔が隠れてしまうほど大きなかき揚げを筆頭に、かぼちゃ、マイタケ、ゴボウ、イカ、エビなどの天ぷら19個をのせた「くぅぅのこれでもか！？天ぷらうどん」（1764円）は、麺も900グラムと大ボリューム。ほかにも「きのこ・なす・肉汁つけ麺 具が２倍」（1364円）や、エビ9尾の天ぷらに自家製のタレをかけた「海老9天丼」なども人気だ。

　来店のたび「肉汁つけ麺」を注文する客は「（うどんの）1本1本が長くて、コシもかなり強い」と、埼玉県産のうどん粉を使った自家製麺に惚れ込んだ様子。

　実はこの店、うどん屋とパフェ喫茶が一カ所で営業されており、うどんのあとに「別腹」としてパフェやスイーツを注文するお客さんが多い。「シャインマスカットパフェ」（1390円）や、うどん粉チョコクッキーがのせられた「ミニチョコパフェ」（880円）、手作りプリンを使った「レトロぷりんアイス添え」（550円）など種類も豊富だ。

　家族連れやお子様にも優しく、ジュース付きの「おこさまうどん」は、通常メニューと同じく麺は300グラム。「お子様だから減らすなんてしてないよ」と語る店主。「お腹を満たすってことが1番の目的」とも話す店主が、新たに開発したメニューとは。

　◇「失敗したら北海亭」　神奈川県南足柄市

　古くから営業している神奈川県南足柄市の中華料理店。かまぼこと自家製チャーシューに、ゆで卵を乗せた「五目そば」（650円）、豚ロースにニンジン、ピーマン、キャベツ、モヤシなど具沢山の餡がのる「かた焼きそば」（650円）、中華スープ付き「チャーハン」（600円）など、町中華の王道メニューが並ぶ。豚骨ベースの「ラーメン」（500円）も人気で「ラーメンあっちこっち食べに行くんだけど、失敗したら北海亭に行けば良かったって度々ある」と、ラーメン通の常連さんをうならせるほど。

　店は女性店主が1人で切り盛りしているが、もうすぐ90歳。口調はときに厳しくも感じるが、お客さんに菓子パンやコーヒーなどを次々サービスしたり、取材スタッフにも「しょうがねぇよ！」と言いながら最寄りの駅まで送迎するなど、気遣いの人だ。

　朝6時から仕込みを行い、出前をこなしてから営業をはじめるなど、その気力・体力は衰え知らず。営業中もシュークリームやアイスクリームなど甘いもので栄養補給しながら、厨房に立ち続ける。店主は「（客は）自分のこどもみたいなもんじゃん。お金の問題じゃない、気持ちの問題でさ」と話す。

　○……番組では、これまでの放送で反響が大きかった店を再訪。北海道苫小牧市にある、甘エビを大量に乗せた「超甘エビ丼51本」（900円）や、驚きの価格設定で魚介類を提供する「マルトマ食堂」のほか、駐車場係の奮闘ぶりが話題になった大分県別府市にある中華レストラン「東洋軒」の現在を紹介する。

　さらに、店主の驚異的な調理スピードと身のこなしが話題となった甲府市の中華料理屋「かんざし」や、店主が69人の弟子を取る埼玉県滑川町のそば店「會津野 茂三郎」を改めて取材。店と客との「人間模様」を紹介することにしている。