コードギアス:新作アニメ「コードギアス 奪還のロゼ」 タイトル変更の理由 「内容を正しく受け止めてもらうには今がベスト」

「『コードギアス 反逆のルルーシュ』ルルーシュお誕生日上映会&『コードギアス 奪還のロゼ』制作発表会」に登場した(左から)福山潤さん、天崎滉平さん、古川慎さん、大橋誉志光監督
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「『コードギアス 反逆のルルーシュ』ルルーシュお誕生日上映会&『コードギアス 奪還のロゼ』制作発表会」に登場した(左から)福山潤さん、天崎滉平さん、古川慎さん、大橋誉志光監督

 人気アニメ「コードギアス」シリーズのイベント「『コードギアス 反逆のルルーシュ』ルルーシュお誕生日上映会&『コードギアス 奪還のロゼ』制作発表会」が12月18日、新宿バルト9(東京都新宿区)で開催され、新作アニメ「コードギアス 奪還のロゼ」が全4幕で制作され、2024年5月から劇場上映されることが明らかになった。発表会には、大橋誉志光監督、土屋康昌プロデューサー、谷口廣次朗プロデューサーが登場し、新作について語った。

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 新作は、プロジェクト「コードギアスNext 10years Project」の一環として2020年12月に制作が発表され、当時のタイトルは「コードギアス 奪還のゼット」だったが、「コードギアス 奪還のロゼ」に変更された。タイトル変更の理由について谷口プロデューサーは「世界情勢を考えて、ゼットという文字を使い続けていいのか協議を重ね、タイトルを変えることになりました。ただ、作品の面白さは変わりません」と説明した。

 新作は、新たな主人公のロゼとアッシュの兄弟による“奪還の物語”が描かれ、声優の天崎滉平さんがロゼ、古川慎さんがアッシュを演じることも発表された。新たなカラーのキービジュアルも公開された。2020年12月に公開されたモノクロのキービジュアルは、今年3月に亡くなった木村貴宏さんが手掛けており、木村さんの妻でイラストレーターのRICCAさんが彩色したという。

 大橋監督は「きょう、会場へ来る前に過去の資料を見ていました。CLAMP(クランプ)さんのキャラ原案の日付を見たら2015年でした。プロジェクトはその前から始まっています。なぜ今なのか。今の社会情勢を含めて、この内容を正しく伝えて、受け止めてもらうのは今がベストなのではないかと思います。いろいろなことを作品に込めています」と語った。

 土屋プロデューサーは「コードギアスの新作はそう簡単には作れない。新作は練りに練ってこれぞというものになっているので、楽しみにしていただきたい。現在鋭意制作中で、もう少しで完成します。皆さんにお届けできる日を楽しみにしています」と呼びかけた。

 新作は、サンライズが原作・企画、大河内一楼さん、谷口悟朗さんがストーリー原案を担当する。「ウィッチブレイド」などの大橋さんが監督を務め、木村暢さんがシリーズ構成を担当。マンガ創作集団「CLAMP」がキャラクター原案、アストレイズがナイトメアデザインを担当する。ギタリストのMIYAVIさんがオープニングテーマ「Running In My Head」を担当する。

 「コードギアス」シリーズは、ギアスという特殊能力を得た少年ルルーシュが、全世界を覆す反逆の戦いに身を投じる姿を描いたアニメ。テレビアニメ第1期「反逆のルルーシュ」が2006年10月~2007年3月、続編「反逆のルルーシュ R2」が2008年4~9月に放送された。劇場版「亡国のアキト」も公開された。2017年10月~2018年5月には、テレビアニメの第1期と続編の全50話に新作カットを加えて再構成した劇場版3部作が公開。2019年には、完全新作劇場版「コードギアス 復活のルルーシュ」が公開された。

 ◇スタッフ(敬称略)

 原作・企画:サンライズ▽ストーリー原案: 大河内一楼、谷口悟朗▽監督:大橋誉志光▽シリーズ構成:木村暢▽キャラクターデザイン原案:CLAMP▽キャラクターデザイン:木村貴宏、島村秀一▽ナイトメアフレームデザイン:阿久津潤一▽メカニックデザイン:重田 智▽メインアニメーター:木村貴宏、島村秀一、中谷誠一、重田智、橋本敬史▽美術監督:小幅和寛▽色彩設計:忽那亜実、久保木裕一▽3DCG:武右エ門▽CGI監督:篠田周二▽音響監督:明田川仁▽撮影監督:千葉洋之▽編集:坂本久美子▽音楽:川井憲次:オープニング主題歌:MIYAVI「Running In My Head」▽製作:バンダイナムコフィルムワークス、コードギアス製作委員会

 ◇キャスト(敬称略)

 ロゼ:天崎滉平▽アッシュ:古川慎

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