歌手で俳優の吉川晃司さんが、人気アニメ「ドラえもん」(テレビ朝日系)の劇場版最新作「映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)」(今井一暁監督、3月1日公開)でゲスト声優を務めることが分かった。今年デビュー40周年を迎える吉川さんは、テレビアニメ「義風堂々!! 兼続と慶次」でナレーションを担当したことはあるが、声優に挑戦するのは初めて。最新作は「音楽」がテーマで、吉川さんは、音楽(ファーレ)の殿堂の総支配人で、惑星ムシーカの音楽家ロボットたちのリーダーであるマエストロヴェントーを演じる。
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歌手で俳優の石丸幹二さんがゲスト声優として出演し、音楽家ロボット・ワークナーを演じることも発表された。石丸さんが「映画ドラえもん」シリーズに出演するのは初めて。
吉川さんは「お話をいただいた時はとても驚きました。初めてのアニメーションのアフレコは緊張しましたし、キャラクターの動きに声を合わせることは新鮮な体験でした。自分の役目を果たせるか不安はありましたが、お客さんにしっかり言葉を届けることが一番大事だと思うので、はっきりと言葉を話すように努めました」と初めてのアフレコを振り返った。
演じるマエストロヴェントーについては「マエストロヴェントーは旋律をつかさどる音楽家ロボット。自分も音楽をやっていて、音楽は人生の軸でもあるので、この役をいただいたことはうれしかったです。劇場まで見に行こうと思っているのですが、初声優なので自分が出演したこれまでの作品以上に緊張しています(笑い)。この作品は音楽の大切さを改めて感じることができ、感動的な大作に仕上がっていると思いますので、みなさんぜひ見てください。乞うご期待です。お楽しみに」と話している。
石丸さんは「ドラえもんの世界は子供の頃からの憧れでした。だから、声で参加できるとは夢のようです。今回、ワークナーという役をいただきました。僕は音楽をやっているので、作曲家・ワーグナーの存在をすぐに思い浮かべました。で、せりふにワーグナーのメロディーを即興で入れ込んだら面白いと思ったのですが……、監督も、やってみましょう、と。アフレコの時間はとても楽しく、気付いたら大声で歌っていましたね(笑い)。こんなふうにせりふを発する経験は初めてです。僕の今までのイメージとは違うキャラクターが仕上がったのではないかな。きっとお客さんも楽しんでくれると思います。心が温かくなって、音楽が大好きになる作品です。ぜひ劇場でご覧になってください」とコメントを寄せている。
最新作のテーマは「音楽」で、ドラえもんたちが仲間と出会い、音楽を通じて心を通わせ、壮大な冒険を繰り広げる。「映画ドラえもん」シリーズ最高興行収入となる約53億7000万円を記録した「映画ドラえもん のび太の宝島」(2018年)の監督を務め、「映画ドラえもん のび太の新恐竜」(2020年)の演出を担当した今井さんが監督を務め、テレビアニメ「ドラえもん」の脚本を多く手がける内海照子さんが脚本を担当する。俳優の芳根京子さん、お笑いコンビ「かが屋」がゲスト声優として出演する。
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