井上雄彦さんの名作バスケットボールマンガ「SLAM DUNK(スラムダンク)」の新作劇場版アニメ「THE FIRST SLAM DUNK」の興行収入が158億円を突破したことが分かった。同作は2022年12月3日から2023年8月31日まで272日間にわたりロングラン上映され、興行収入が約157億4000万円、観客動員数が約1088万人を記録するなど大ヒットした。1月23日に一日限りの復活上映が実施され、興行収入が約1億3000万円を記録し、合わせて158億円を突破した。観客動員数は1095万人を突破した。
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復活上映は、1月23日に47都道府県、107劇場で実施され、IMAX版、ドルビーシネマ版の上映も“復活”した。チケットは、1月10日に販売をスタートし、約10分で完売する劇場が全国で続出。販売開始から一日で、都内17劇場、全43回の上映回が満席となった。大阪、福岡などでもほぼ完売状態となるなど、公開から一年以上経過していてもなお衰えぬ人気を見せた。
バスケットボール男子日本代表チームのトム・ホーバスヘッドコーチも復活上映で同作を鑑賞したといい、「先日、井上雄彦先生とお食事をした際に、映画『THE FIRST SLAMDUNK』を残念ながらまだ見ていないとお伝えしたところ、復活上映があるからぜひと、お声掛けいただき、本日、初めて鑑賞しました。久しぶりに映画館に足を運び、上映終了後には、観客から拍手が起こるなど、素晴らしい体験でした。大人になって、プロになってこうして仕事になったが、小さい頃、私も兄と1on1をよくやったことや友達とバスケに夢中になったことなど、忘れていましたが当時の気持ちを思い出しました。また、シーンによって、コーチ目線や選手目線で鑑賞もしていました。とにかく最高の映画でした。面白かったです」とコメントを寄せている。
「スラムダンク」は、1990~96年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載されたバスケットボールマンガ。赤い髪の不良少年・桜木花道がひょんなことから湘北高校バスケットボール部に入部。安西先生の下、主将の赤木剛憲や流川楓、宮城リョータ、三井寿、木暮公延らとともに全国制覇を目指す……というストーリー。コミックスのシリーズ累計発行部数は1億2000万部以上。テレビアニメが1993~96年に放送され、バスケットボールブームをけん引し、世界中で人気を集めている。
新作劇場版アニメは、原作者の井上さん自身が監督を務め、脚本を手がけた。木村昴さんが湘北高校バスケットボール部の桜木花道を演じたほか、神尾晋一郎さんが流川楓役、仲村宗悟さんが宮城リョータ役、笠間淳さんが三井寿役、三宅健太さんが赤木剛憲役として出演した。同作のブルーレイディスク、DVDが2月28日に発売される。
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