海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
西島秀俊さんが主演を務める「テレビ朝日ドラマプレミアム『黄金の刻~服部金太郎物語~』」が、3月30日午後9時~同10時54分に放送される。楡周平さんの小説「黄金の刻 小説 服部金太郎」(集英社、2021年)の実写化で、国産初の腕時計を作り上げた“東洋の時計王”こと「セイコーグループ」の創業者・服部金太郎の波乱の生涯を描く。
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西島さんが金太郎役で、金太郎の青年期は水上恒司さんが演じる。金太郎の妻となる服部まんは、松嶋菜々子さんが演じる。山本耕史さん、濱田岳さん、吉川愛さん、高嶋政伸さん、高島礼子さん、船越英一郎さんも出演する。
脚本は、映画「凶悪」(2013年)で日本アカデミー賞「優秀脚本賞」を受賞し、その後も映画「東京リベンジャーズ」シリーズ(2021~23年)など数々のヒット作を手掛けてきた高橋泉さんが担当。演出は、テレビ朝日系連続ドラマ「妖怪シェアハウス」(2020年)や「書けないッ!? ~脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活~」(2021年)などで知られる豊島圭介監督が務める。
明治7年、洋品雑貨問屋「辻屋」の丁稚である服部金太郎(水上さん)は、同じく丁稚の善路(下川恭平さん)らと仕事に邁進。金太郎の真面目な姿を見ていた社長・辻粂吉(船越さん)から信頼され、娘の辻浪子(吉川愛さん)が通う長唄教室の迎えを任されていた。
いつしか、金太郎と浪子の間には恋心が芽生えていた。粂吉からも浪子の婿(むこ)となり、いずれ「辻屋」を継いでほしいと提案を受ける。
だが、とある事件を機に、時計商への道を歩み始めた金太郎。明治11年、自宅に「服部時計修繕店」を構える。丁寧な作業が評判になり、3年後には「服部時計店」を創業するまでに成長。そこで、時計の修理依頼に訪れた、後に妻となるまん(松嶋さん)と運命の出会いを果たす。
徐々に店も繁盛し、輸入会社「ブルウル兄弟商会」の吉邨英恭(高嶋さん)からの申し出で、金太郎は海外製の無地の懐中時計を仕入れる。その懐中時計に日本で美しい彫り施すことを画策するが、職人探しは難航する。久しぶりに善路(濱田さん)と再会した際、善路が協力を申し出るも、金太郎は拒否。善路はショックを受け、金太郎と仲違いする。
その後、金太郎は風変りな職人だが確かな腕を持つ吉川鶴彦(山本さん)と出会い、国内初の腕時計の製作を目指す。同じころ、金太郎へ恨みを持つ善路は、スイス人の時計商・アズナブール(村雨辰剛さん)と組み、金太郎の商売の邪魔をするべく暗躍する。
金太郎は、自身が惚れた職人や従業員の技術、人柄を信じて困難を乗り越え、順調に事業を拡大していく。だが大正12年、関東大震災が未曽有の被害をもたらす。あまりの惨状にさすがの金太郎も無気力状態になり、社員を一時解雇するまでに。そんな金太郎に、妻はある言葉を掛ける……。
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