サレタ側の復讐~同盟を結んだ妻たち~
第1話 クソ夫どもは地獄へ堕とす。
4月1日(水)放送分
俳優の趣里さんがヒロインを務める2023年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ブギウギ」(月~土曜午前8時ほか)が3月29日に最終回を迎え、ヒロイン・福来スズ子(趣里さん)の波瀾(はらん)万丈な半生を描いた物語が完結した。約1年間にわたってスズ子を演じた趣里さんの魅力について、制作統括の福岡利武さんが語った。
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趣里さんは、昨年の3月24日にクランクイン。今年の2月10日にクランクアップを迎え、11カ月にわたる撮影を完走した。撮影に入る前から、大阪ことばの練習や、歌や踊りの稽古(けいこ)に励み、約1年の長い期間を費やして“福来スズ子”を生き抜いた。
クランクアップセレモニーでは、ドラマの音楽指導を担当した先生らが生演奏を披露し、キャストも駆け付けて趣里さんの撮了を祝ったという。福岡さんは「スタジオの空気が本当に温かくて、皆さんに愛されたヒロインの証明だと思いました。本当に感動的でした」と振り返る。
趣里さんは、「ブギウギ」以前に出演した作品では、ミステリアスな雰囲気の役を演じることが多かった。スズ子はそんなイメージとは正反対の役どころだったが、福岡さんは「オーディションの時にお話をして、明るくて真っすぐで、笑顔がすてきな方だと思いました」と当時の印象を語る。
「(オーディションで趣里さんが)お芝居をした時、脚本の足立紳さんが趣里さんしかいないとおっしゃっていました。これまでのイメージとは違っていても、僕は全然心配していませんでした。素晴らしいスズ子を演じてもらえて、あの時オーディションを受けていただけて、本当に良かったなと改めて思います」
そんな趣里さんの演技について、「とてもパワフルですし、ユーモアもすごくありますし、(歌や踊りのレッスンなど)大変な思いをされて撮影に臨まれて、本当に全身全霊フルパワーで演じていただけた」とたたえる。
「ブギウギ」の撮影が始まる前、脚本の足立さんが「カラッとしているドラマがいい」、音楽の服部隆之さんが「湿っぽい曲は書かない」と話していたといい、福岡さんは「まさにその言葉通りの物語になったんじゃないかなと思います。趣里さんにも、台本の意図をくんでカラッと明るく、ユーモラスに演じていただけました」と笑顔を見せる。
「『ブギウギ』がたくさんの方に楽しんでいただけた理由の一つとして、趣里さんのお芝居の魅力、歌と踊りのステージの魅力が挙げられると思います。たくさん泣きの場面もありましたが、足立さんの思いと、趣里さんの思いと、隆之さんの思いが通じるところがあって、悲しいシーンも多いのですが、カラッとバランス良く、うまく演じていただけました」
趣里さんは、劇中で何度も歌唱シーンに挑戦したが、放送前に行われたインタビューでは「歌に苦手意識があった」と吐露していた。それを感じさせない堂々としたステージシーンを披露しており、福岡さんは「全力で歌に向き合い、ものすごく熱心に練習していただいた」と明かす。
「本当に苦労されたと思いますが、お芝居の面ではもちろん、パフォーマンスでも、歌手としてのスズ子を立派に務めていただいたと思います。魂を込めて演じていただけたことに感謝しかないですし、趣里さんの努力がうまく実を結んで良かったと思っております」と感謝を口にしていた。
「ブギウギ」で福来スズ子の半生を全身全霊で生き抜いた趣里さん。きっとそのことで新しい扉を開いたであろう趣里さんのこれからの演技が、ますます楽しみになった。
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