機動戦士ガンダム:銀灰の幻影:銀色のガンダムが宇宙へ! MS情報発表 傭兵組織のデルタザイン、ヤクト・ヴァイゼ、リ・ガズィ登場

「機動戦士ガンダム:銀灰の幻影」に登場するデルタザイン(c)創通・サンライズ
1 / 18
「機動戦士ガンダム:銀灰の幻影」に登場するデルタザイン(c)創通・サンライズ

 人気アニメ「ガンダム」シリーズのVR映像「機動戦士ガンダム:銀灰の幻影」に登場するMS(モビルスーツ)とキャラクターなどの情報が発表された。舞台はU.C.0096(宇宙世紀0096)で、主人公は、連邦でもジオンでもない非公式の傭兵(ようへい)組織アージェント・キールに所属する。同組織は、ジオンと内通する連邦高官アザミ・メギッネの暗殺任務を請けるが、出撃直前に連邦軍のジェガン隊から艦隊を襲撃され、混迷を極める中、ひそかに所有する銀色のガンダムが宇宙に放たれることになる。デルタザイン、ヤクト・ヴァイゼ、リ・ガズィ(アージェント・キール仕様)といったMSが登場することが明らかになった。

あなたにオススメ

 デルタザインは、AE(アナハイム・エレクトロニクス)社がアージェント・キールに供与したデルタプラスの改修機。密約の事情から機体外装は規格外品が使用されている。頭部は別計画の試作機からの流用で、装甲形状はかつて設計段階で凍結された幻の機体のデータを採用し、シールドは新たに専用品を用意。アージェント・キールの象徴である銀色の塗装が施されている。

 ヤクト・ヴァイゼは、ネオ・ジオン残党軍に譲渡予定だった予備部品用のヤクト・ドーガをアージェント・キールが入手し、独自に改修した。オリジナルのサイコミュ系機器は全て除外されている。センサー類の強化に加え、ショルダー・シールドも一新され、推力容量が増大。専用品のビーム・ショット・ランチャーを装備する。

 リ・ガズィ(アージェント・キール仕様)は、第2次ネオ・ジオン戦争後に技術検証用として複数機製造されたリ・ガズィの一体をアージェント・キールが入手し、独自改修した。オプション兵装であるBWS(バック・ウェポン・システム)装備を前提としないMS形態のみに特化した調整が施されており、バックパックが強化されている。

 主人公は、傭兵組織アージェント・キールに所属するパイロット。かつては連邦の軍人だったが、戦闘中に遭難したところをバビアに救助され、同じ傭兵として参加することを決めた。パイロットとして突出した能力はなく、自身に特別なガンダムを与えられたことに重圧を感じている。

 ヤクト・ヴァイゼに搭乗するアージェント・キールの25歳のパイロットのバビア・レナも登場。戦災孤児で、養母のメイベル譲りの快活な人物として育った。偶然救助した主人公に、かつての同僚フィクジィ・フィクスの姿を重ねている。

 41歳のメイベル・レナは、アージェント・キールのベテランパイロット。頼りがいのある姉御肌で、作戦のオペレーティングも行う。養女のバビアを誰よりも大切にしている。独自改修したリ・ガズィに搭乗する。

 同作は、バンダイナムコフィルムワークスと「Gloomy Eyes」「Battlescar」などを手掛けてきたフランスのVR制作会社アトラスVが共同制作する。VRヘッドセット「Meta Quest」(Meta)で今秋に展開する。鈴木健一さんが監督を務め、関西リョウジさんが脚本、ことぶきつかささんがキャラクターデザイン、明貴美加さんがメカニカルデザインを担当する。中川翔子さんが主題歌「ACROSS THE WORLD」を歌う。

写真を見る全 18 枚

アニメ 最新記事