機動戦士ガンダム:銀灰の幻影:舞台はU.C.0096 主人公は連邦でもジオンでもない非公式の傭兵組織 デルタザイン、ヤクト・ヴァイゼ、リ・ガズィ登場

「機動戦士ガンダム:銀灰の幻影」のキーアート(c)創通・サンライズ
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「機動戦士ガンダム:銀灰の幻影」のキーアート(c)創通・サンライズ

 人気アニメ「ガンダム」シリーズのVR映像「機動戦士ガンダム:銀灰の幻影」に登場するMS(モビルスーツ)とキャラクターなどの情報が発表され、キーアートと予告映像も公開された。

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 U.C.0096(宇宙世紀0096)が舞台となり、連邦でもジオンでもない非公式の傭兵(ようへい)組織アージェント・キールが、ジオンと内通する連邦高官アザミ・メギッネの暗殺任務を請けるが、出撃直前に連邦軍のジェガン隊から艦隊を襲撃され、混迷を極める中、アージェント・キールがひそかに所有する銀色のガンダムが宇宙に放たれることになる。

 AE(アナハイム・エレクトロニクス)社がアージェント・キールに供与したデルタプラスの改修機のデルタザインが登場。同機は、密約の事情から機体外装は規格外品が使用されている。頭部は別計画の試作機からの流用で、装甲形状はかつて設計段階で凍結された幻の機体のデータを採用し、シールドは新たに専用品を用意。アージェント・キールの象徴である銀色の塗装が施されている。

 ネオ・ジオン残党軍に譲渡予定だった予備部品用のヤクト・ドーガをアージェント・キールが入手し、独自改修を行ったヤクト・ヴァイゼも登場。オリジナルのサイコミュ系機器は全て除外されている。センサー類の強化に加え、ショルダー・シールドも一新され、推力容量が増大。専用品のビーム・ショット・ランチャーを装備する。

 第2次ネオ・ジオン戦争後に技術検証用として複数機製造されたリ・ガズィの一体をアージェント・キールが入手し、独自改修したリ・ガズィ(アージェント・キール仕様)も登場する。オプション兵装であるBWS(バック・ウェポン・システム)装備を前提としないMS形態のみに特化した調整が施されており、バックパックが強化されている。

 主人公は、傭兵組織アージェント・キールに所属するパイロット。かつては連邦の軍人だったが、戦闘中に遭難したところをバビアに救助され、同じ傭兵として参加することを決めた。パイロットとして突出した能力はなく、自身に特別なガンダムを与えられたことに重圧を感じている。

 ヤクト・ヴァイゼに搭乗するアージェント・キールの25歳のパイロットのバビア・レナも登場。戦災孤児で、養母のメイベル譲りの快活な人物として育った。偶然救助した主人公に、かつての同僚フィクジィ・フィクスの姿を重ねている。

 41歳のメイベル・レナは、アージェント・キールのベテランパイロット。頼りがいのある姉御肌で、作戦のオペレーティングも行う。養女のバビアを誰よりも大切にしている。独自改修したリ・ガズィに搭乗する。

 同作は、バンダイナムコフィルムワークスと「Gloomy Eyes」「Battlescar」などを手掛けてきたフランスのVR制作会社アトラスVが共同制作する。VRヘッドセット「Meta Quest」(Meta)で今秋に展開する。鈴木健一さんが監督を務め、関西リョウジさんが脚本、ことぶきつかささんがキャラクターデザイン、明貴美加さんがメカニカルデザインを担当する。中川翔子さんが主題歌「ACROSS THE WORLD」を歌う。

 ◇スタッフ(敬称略)

 企画:サンライズ▽配給:アストレア▽原作:矢立肇、富野由悠季“機動戦士ガンダム”より▽監督:鈴木健一▽脚本:関西リョウジ▽キャラクターデザイン:ことぶきつかさ▽メカニカルデザイン:明貴美加▽音楽:池田善哉▽音響監督:藤野貞義▽インタラクティブデザイナー:Ferdinand Dervieux▽テクニカルアーティストディレクター:Gael Chaize

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