ATRI:赤尾ひかる×小野賢章インタビュー(2) 部活、江ノ島 ひと夏の思い出

「ATRI -My Dear Moments-」に出演する小野賢章さん(左)と赤尾ひかるさん
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「ATRI -My Dear Moments-」に出演する小野賢章さん(左)と赤尾ひかるさん

 インタビュー(1)の続き。

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 ◇放送部が声優を目指すきっかけに

 ーーアニメのキャッチコピーは「それは忘れることのできないひと夏の思い出」です。夏の思い出はありますか?

 赤尾さん 私は部活の夏季合宿ですね。放送部だったのですが、合宿があったんです。NHK杯に出るような本格的な部活でして、アナウンサーをしているOGの方が来てくださったり、ケーブル巻き競争をしたり、文化部だけど、体育会系でした。好きなことに没頭して、チームとして取り組むことが難しかったし、楽しかったです。熱い夏を過ごしていました。

 ーー当時から声優を目指していた?

 赤尾さん 部活で声優養成所の案内をたまたま見て、放送部のコンテストで朗読がうまくなりたかったので、行ってみたら、楽しくて、入ることになりました。

 ーー小野さんは?

 小野さん 高校卒業後、夏になると必ずといっていいほど江ノ島にドライブに行っていました。車がなかったので、バイクだ!と思って免許を取ったんです。一人で江ノ島に行って、海だけ見て帰るみたいな。モテたいためにやっていたんですけど(笑い)。最近はあまり行けていませんが、夏になると江ノ島に行きたくなります。江ノ電の線路沿いを走って、交差点を曲がると、江ノ島が見える瞬間がすごく好きなんです。

 ◇最後まで見ると気付くことが…

 ーー第1話で注目してほしいポイントは?

 赤尾さん 第1話でアトリが登場するのが後半になります。この世界観が丁寧に描かれていて、海に沈んだ世界がはかなく、美しく、魅力的です。ゲームでもキャラクターがすごくキレイだったので、アニメではどうなるのかな?とワクワクしていましたが、さらに輝きを増しているんです。ポイントはいっぱいあるのですが、海に沈んだ世界が最初のポイントになると思います。

 小野さん 作品の舞台が丁寧に描かれていますよね。作品全体としてとにかく画(え)がキレイで、フックになる表情の変化、目のアップなども見ているとすごく分かりやすいので、そこも見どころの一つだと思います。いろいろなものがちりばめられていて、最後まで見ると、あの時の……とつながってくるところもあります。2回以上見ると、解釈がどんどん深くなるので、細かいところまで見ていただきたいです。

 ーー最後に放送を楽しみにしている人に向けてメッセージをお願いします。

 赤尾さん アニメで初めてご覧になる方、ゲームから応援してるよって方の皆さんの両方に楽しんでいただける全13話となっております。毎話毎話、楽しみにしていただけたら、うれしいです。キャスト陣もみんなでご飯に行ったり、アットホームな現場で、温かい作品になっています。みんなで楽しく頑張って収録したので、ぜひ楽しんでください。

 小野さん 世界も画も美しく、皆さんにとっても今年の夏が“忘れられない夏”になるはずですし、“忘れられない夏”にしてやるぞ!という思いで収録しました。とてもすてきな作品に参加でき、自分にとっても大切な一本になりました。ぜひ多くの方に見て楽しんでいただきたいです。自信を持って皆さんにお届けできる作品です。

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