高橋ひかる:モラハラ彼氏と別れない主人公に「最初はイライラ」 自身の結婚観も 「顔に泥を塗る」インタビュー

「顔に泥を塗る」で主演を務める高橋ひかるさん
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「顔に泥を塗る」で主演を務める高橋ひかるさん

 テレビ朝日系「土曜ナイトドラマ」(土曜午後11時半)枠で放送中の「顔に泥を塗る」で、主演を務める高橋ひかるさん。昨年放送された「ハレーションラブ」以来、1年ぶりの同枠主演に「貴重な経験。夏にまた、たくさんの方にドラマを見てもらえる機会をいただけたのはうれしい!」と喜ぶ。高橋さんにドラマの見どころのほか、婚約する役柄にちなみ自身の結婚観についても聞いた。

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 ◇「一般論で考えてはいけない役」と考えて

 ドラマは、ヨシカズさん作の同名マンガ(コアミックス)が原作。主人公・美紅(高橋さん)が、美容が大好きな大学生イヴ(木村慧人さん)に施してもらったメークをきっかけに人生を前向きに歩き出し、モラハラ彼氏の悠久(はるひさ、西垣匠さん)に立ち向かい、自分の人生を取り戻す姿を描く“人生逆転ラブストーリー”。

 美紅は自尊心が低く、常に周りに気を遣う性格。学生時代から6年間付き合っている彼氏の悠久に、モラハラを受けても、別れる決断はせず……という役どころだ。そんな美紅に「最初はイライラしました」と笑う高橋さん。

 「一般論で考えると、美紅はダメな子だと感じましたし……。でも、彼女自身の過去や6年間付き合ってきた美紅なりの思いなどを考えると、一般論で考えてはいけない役だと思いました。美紅の思いに寄り添いながら演じています」

 視聴者には「美紅は目を背けたくなるような自分の嫌な感情にも目を向けて変わろうとしていき、前向きに人生を進んでいこうとする。うまく進めないときもあるけど、前向きな気持ちを持ち続けているので応援してあげてほしい。ハルくんとの関係性の行方も見守ってほしいです」と呼びかける。

 ドラマは「メークで人生を変える」がテーマだが、高橋さん自身に経験はあるのだろうか。

 「多々あります! たくさんの人に見られる仕事をすることで、より自分と向き合うようになり『こういう風に見られたい』という思いが芽生えて、メークで自分を“操作”している感じです。『こういう話をするからちょっと強気なメークに』『初めて会う人だからちょっと優しい印象にしてみよう』とか、気持ちをメークで変える。メークは、私にとっても、とても大事だなと思います」

 ◇結婚「20代前半でしたいと思っていた」

 美紅は悠久と同棲し、結婚を夢見ているが、高橋さん自身の結婚観は?

 「昔から、同棲とか同じ人とずっと一緒にいることが想像できなくて(笑い)。結婚するにしても、同じ家には住まず、別々に住みたいと思います(笑い)」

 今年で23歳になる。結婚を意識しているのだろうか。

 「昔は20代前半でしたいなと思っていました。子供を産んでも、まだまだ元気で体力もある状態でいろいろな場所にも行けるのかなって。今は“いつかはしたい”と漠然とした思いがあると同時に『できるのかな?』って(笑い)。一人で生きていく選択肢もあるけど、親に孫を見せたい思いもあるので難しいです。でも、今作の美紅とハルくんの関係を見ると、恋人と結婚の線引きは難しいと、改めて感じました」(取材・文・撮影:遠藤政樹)

 ※高橋ひかるさんの「高」は「はしごだか」。「顔に泥を塗る」第4話は8月17日深夜0時からの放送。

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