望海風斗＆朝美絢：元雪組トップスター＆次期トップスター　主演舞台「Gato Bonito！！」を鑑賞トーク、デュエットも披露　WOWOW「宝塚への招待」

　宝塚歌劇の各組選りすぐりの公演を放送するWOWOWの「宝塚への招待」。10月5日は、WOWOWと宝塚歌劇専門チャンネルのタカラヅカ・スカイ・ステージが初タッグを組み「宝塚への招待『Gato Bonito！！』―望海風斗×朝美絢―」と題して、雪組公演「Gato Bonito！！」を元雪組トップスター・望海風斗さんと次期雪組トップスター・朝美絢さんの解説付きで放送。2人による歌唱パフォーマンスも披露する。スタジオでの収録レポートが9月27日、公開された。

あなたにオススメ

来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹”　朝ドラヒロインまで手が届くか

　今回の番組は、宝塚歌劇が今年で110周年を迎えたことを記念しての放送。11月に雪組の新トップスターとしてお披露目公演が決まっている朝美さんと、ミュージカルで活躍中の元雪組トップスターの望海さんが、それぞれ主演を務めた「Gato Bonito！！」の2018年初演版（雪組大劇場公演）と2024年再演版（雪組全国ツアー公演）のダイジェスト映像を見比べながらトークをする。

　最初に望海さんの登場シーンが映し出されると、思わず朝美さんが拍手し「ヒュー！！」という掛け声と共に鑑賞がスタート。望海さんが「確か、これは夏だったよね」と語ると、朝美さんが「暑かったですね」と2018年当時を振り返りながら、思い出話に花が咲く。2024年バージョンが流れると、今回初めて自分の映像を観ることとなった朝美さんが思わず照れ臭そうに画面から目を背け、「恥ずかしいので、のぞさん（望海さんの愛称）の2018年バージョンだけでいいです……」と望海さんに助けを求める一幕も。

　今回の「Gato Bonito！！」は全国ツアーながら、朝美さんが初めてショーでの主演を務めることになった記念の作品。芝居での主演は経験済みだが、その違いを問われると朝美さんは「お芝居は“役”という芸名からつくるものがあり、それを2時間生きるというのがありますが、ショーは芸名のままなのでお芝居とは違うエネルギーが必要なのだと思いました。そこは新しい挑戦でしたが、単純にすごく楽しかったです。初めてやらせていただくのが『Gato Bonito！！』で良かったと思います」と答えた。

　望海さんは「ショーはあーさ（朝美さんの愛称）が言ったとおり、芸名の自分でつくるものだから私たち全員のエネルギーがとても必要で、それがバーンと客席に向かないといけない。しかもそれを主演で引っ張るのは本当に大変なんです。私も最初にやったときは、プレッシャーを強く感じました。しかも衣装は今までよりも派手になるし、照明も当たる。嬉しい反面、大変だと思ったことを覚えています」とコメントした。

　2人の交流は望海さんが退団した後もずっと続いているそうだ。最初のきっかけは「『Gato Bonito！！』の公演中に初めて2人で食事に行ったとき」と朝美さんが明かした。当時を思い出しながら望海さんが「お披露目公演のときは自分のことに集中しており、それでいっぱいでしたが、『あ、あーさは組替えしてきたばかりだ』と思い、（朝美さんのことを）もっとよく知りたいと食事に誘ったんです」とコメント。すると、朝美さんは「実は最近も一緒に……」と、まだ明かされてない2人の“仲良しネタ”を披露した。

　対談では、次期トップスターとしてお披露目を控える朝美さんに向けて、望海さんが「あーさのいろんな面を知っているので、彼女は絶対にトップになるだろうと思っていました。だからすごく嬉しかったんです」と語り、エールを送った。

　これを受けて、朝美さんは「雪組に来てからの日々が濃密で、学びと刺激をたくさん受けました。今の自分があるのは月組で培ってきたことと雪組での出会いが大きいので、雪組のバトンを引き継がせていただくのがすごく嬉しくてありがたいと思っています。」と締めくくった。

　最後は2人で「Gato Bonito！！」の主題歌をデュエットで披露した。

　「宝塚への招待『Gato Bonito！！』―望海風斗×朝美絢―」は、10月5日午後7時からWOWOWライブで放送。番組終了後の午後8時から、2018年に望海さんが主演を務めた「Gato Bonito！！」も放送される。