吉高由里子さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(総合、日曜午後8時ほか)。9月29日放送の第37回「波紋」では、里下りしたまひろ(吉高さん)と、再会した賢子(梨里花さん)との“埋まらない溝”が描かれたが、母娘の関係性をどう見たのか? 「そんな1000年前からあるんですかね、反抗期って(笑)」という、まひろ役の吉高さんが語った。
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第37回では、中宮・彰子(見上愛さん)の了承を得て、為時邸へと“一時帰宅”したまひろ。内裏や土御門殿での様子を面白おかしく話すつもりが、赤裸々な内容で家族を引かすはめに。賢子も、母の振る舞いは目に余ると思えたようで、離れて暮らすさみしさも手伝ってか、まひろに怒りをぶつけてしまい……。
まひろが宮仕えする前から、決して良好とは言えなかったまひろと賢子の関係性。吉高さんは「もちろん母としてさみしいし、会いたいしっていう気持ちもあったかもしれないけれど、藤壺に上がるときにああいう別れ方をしてしまって。どこから縮めていいか分からない関係性のまま出てきちゃったっていう感じもあって」とまひろの気持ちを代弁する。
さらに「会いたい気持ちより。やっぱりドキドキはしていたと思いますね、何から話そうとかとか。相手も会いたいと思ってくれていたらいいなって思って帰ったと思うんですけど。でもね、しょっぱなからああいう感じになってしまって」とシーンを振り返る吉高さん。
「そんな1000年前からあるんですかね、反抗期って(笑)って思ったけど、でも為時さんが『お前によく似ている』って言ってくるし、自分でも自分を見ているようで、ちょっと昔を思い出すような気持ちで『悪かったな』っていう気持ちも出てくると思うし。それは大人になってから気づく、みんなそうだと思うんですけどね」と理解しつつ、「でも、やっぱりさみしい気持ちがお互いの距離を離しちゃった関係性だなって思うんですよね。賢子もさみしかったのに、とか。『帰れなくてごめんね』とは言ってはいたけど、そのさみしいが埋められる時間の密度もなかったし、コミュニケーションの距離感とかもない。いきなり『Yeah! Hey,bro!』みたいな感じ無理じゃん(笑)。まひろも『ごめんね』ってギュッてしてあげられたらよかったけど、そうもいけないタイプなんだろね」と語った。
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