ルックバック:公開15週で興収20億円突破 117万人動員 口コミで大ヒット

「ルックバック」の一場面
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「ルックバック」の一場面

 「チェンソーマン」などで知られる藤本タツキさんのマンガが原作の劇場版アニメ「ルックバック」(押山清高監督)が、公開15週目に興行収入が20億円を突破したことが分かった。観客動員数は117万人を突破するなど大ヒットしている。同作は、6月28日に119館で公開され、公開初週の興行収入ランキングで1位を記録。大規模の上映ではないにもかかわらず、口コミで広がり、公開3週目には興行収入が10億円を突破し、異例のロングラン上映が続いている。20以上の国と地域でも公開され、海外では興行収入が7億4000万円、観客動員数が70万人を突破している。

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 10月11日からコメンタリー副音声上映が実施されることも発表された。押山監督と“原動画”を担当したアニメーターの井上俊之さんが副音声を担当し、映像のこだわりを語る。スマートフォンアプリ「HELLO! MOVIE」を使用すると副音声を楽しめる。

 「ルックバック」は、集英社のマンガアプリ「少年ジャンプ+(プラス)」で2021年7月に発表され、初日に250万以上の閲覧数を記録。「このマンガがすごい!2022」のオトコ編の1位に選ばれ、「マンガ大賞2022」にノミネートされたことも話題になった。マンガへのひたむきな思いが二人の少女をつなげるが、全てを打ち砕く出来事が起きる……というストーリー。学生新聞で4コママンガを連載している小学4年生の藤野は、クラスメートから絶賛されていたが、「不登校の同級生・京本の4コマを載せたい」と先生から告げられることになる。

 アニメは「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」「借りぐらしのアリエッティ」「風立ちぬ」などに主要スタッフとして携わってきた押山さんが監督を務め、脚本、キャラクターデザインも担当。押山さんが代表を務めるスタジオドリアンがアニメを制作する。河合優実さんが藤野、吉田美月喜さんが京本をそれぞれ演じたことも話題になっている。

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