今年流行した言葉を決める「2024ユーキャン新語・流行語大賞」が12月2日に発表され、1月期に放送されたドラマ「不適切にもほどがある!」(TBS系)の愛称「ふてほど」が、年間大賞を受賞した。同日、表彰式が東京都内で行われ、主演を務めた阿部サダヲさんやスタッフが登場した。
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阿部さんは「いつもテレビで見ているところに来られてうれしいです」と選出を喜んだ。一方で、「『ふてほど』って自分では一度も言ったことがない」と笑い、「ドラマが評価されたことだと思います。光栄です」と話した。
磯山晶プロデューサーは「この評価をいただけてとてもうれしく思います」と笑顔。天宮沙恵子プロデューサーは「昨年の今頃撮影をしていたんですけど、あの時の苦労が報われたと思います。光栄な賞をありがとうございます」と話した。
演出の金子文紀さんは「(社会で)不適切なことが多かったということなのかなと、複雑な気持ちもあるんですけど、うれしいです。ありがとうございました」とあいさつした。
同賞は1984年にスタートし、毎年12月上旬に発表。「現代用語の基礎知識」(自由国民社)の収録語を中心に編集部などで候補語を選出。選考委員は、杏林大学教授の金田一秀穂さん、マンガ家でコラムニストの辛酸なめ子さん、お笑い芸人のパトリック・ハーランさん、俳優でエッセイストの室井滋さん、マンガ家のやくみつるさん、「現代用語の基礎知識」編集長の大塚陽子さん。
裏金問題(上脇博之)▽界隈(毎日新聞デジタル報道グループ)▽初老ジャパン(パリオリンピック総合馬術日本代表チーム)▽新紙幣(深谷市)▽50-50(大谷翔平)▽ふてほど(金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」)▽Bling-Bang-Bang-Born(Creepy Nuts)▽ホワイト案件(受賞者なし)▽名言が残せなかった(北口榛花)▽もうええでしょう(Netflixシリーズ「地面師たち」チーム)