新・暴れん坊将軍:西畑大吾が吉宗の嫡男・家重に 左手でレイピア操る異色の殺陣に挑戦 松平健「お見事のひと言」と称賛

「新・暴れん坊将軍」で徳川吉宗を演じる松平健さん(右)と徳川家重を演じる西畑大吾さん=テレビ朝日提供
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「新・暴れん坊将軍」で徳川吉宗を演じる松平健さん(右)と徳川家重を演じる西畑大吾さん=テレビ朝日提供

 人気グループ「なにわ男子」の西畑大吾さんが、2025年1月4日午後9時に放送される時代劇「新・暴れん坊将軍」(テレビ朝日系)に出演することが明らかになった。主人公の八代将軍・徳川吉宗(松平健さん)の嫡男・家重を演じる。松平さんとは今作が初共演となり、確執のある親子を表現する。また、利き手の右腕を“封印”し、左腕で洋剣レイピアを操る異色の殺陣(たて)に挑む。

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 1978~2003年に放送された「暴れん坊将軍」は、吉宗が貧乏旗本の三男坊・徳田新之助(通称:新さん)として庶民の暮らしにまぎれながら、江戸にはびこる悪を討つ痛快時代劇シリーズ。「テレビ朝日開局50周年記念ドラマスペシャル」(2008年12月)以来、約17年ぶりに復活する今作は、吉宗の治世となってから二十有余年を経た江戸が舞台。世継ぎ問題に直面する吉宗と江戸城内の人間模様、城下町で起こる陰謀渦巻く難事件を、新たなキャラクターと時代性を加えて描く。三池崇史監督が手掛け、脚本は大森美香さん。

 西畑さんが演じる家重は、次期将軍候補の嫡男でありながら、病で右腕が不自由となり、言葉を滑らかに話すことができない。身体も会話もままならぬもどかしさから癇癪(かんしゃく)を起こすこともあり、別邸にこもりがち。父の吉宗にも心を閉ざしていた。それゆえ、城内では文武両道の次男を後継に推す声が上がり、吉宗は後継問題に頭を悩ませる。

 そんなある日、新之助となって町に出た吉宗はある騒動に遭遇し、レイピアを自在に操る男と出会う。べらんめえ口調で商家の三男坊“徳長福太郎”を名乗る彼は、まさかの家重だった。刀を握ることすらできないはずの息子が、自身と同じようにこっそり城を抜け出して庶民と交流していたことに、吉宗は衝撃を受ける。実は家重は、頭脳明晰(ずのうめいせき)な人物だった。

 「必殺仕事人」(2022年)や、公開中の映画「劇場版ドクターX FINAL」に出演するなど、俳優としても活躍中の西畑さん。今回のオファーに「まさか、松平健さん演じる吉宗の嫡男に選ばれるとは思っていなかったので、めちゃくちゃびっくりしました。長く愛されてきた歴史ある作品に加わることができ、とてもうれしいです」と喜びのコメント。演じる家重については「身体の不自由さもあり、将軍家の嫡男であるにもかかわらず、周囲からよく思われていない人物。さまざまなものを背負って生きる彼の思いをどれだけ表現できるか、日々考えながら撮影に挑んでいます」と話した。

 左手で洋剣を操る殺陣については「左手での殺陣が成立するのか、最初はとても不安でした。そんな時、松平さんの殺陣シーンを拝見したら、めちゃくちゃすごくて、ひたすらさすがで……。自分も食らいついていかなければと思い、以来、左手を使うことを意識して生活するようにしました。家重なりの戦い方、家重なりの正義をしっかり見せていきたいですね」と意気込んだ。

 そんな西畑さんについて、松平さんは「品を感じさせるたたずまいで家重役にピッタリ。福太郎として町に出たときのメリハリのきいた演技も素晴らしく、フレッシュな風を作品に吹き込んでくださっています」と太鼓判。「左腕の殺陣も、お見事のひと言。真摯(しんし)に難役に挑んでくれて、まさに“余は今、うれしくてたまらぬ”といった感じです」と劇中のセリフを引用しつつ、父親目線で称賛した。

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