良いこと悪いこと
第8話 7人目、だーれだ?
12月6日(土)放送分
吉高由里子さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(総合、日曜午後8時ほか)。ドラマは、最終回「物語の先に」の放送を残すのみとなったが、個性豊かなキャストによる名演、名場面が、この1年間で数多く生まれたことは間違いないだろう。ここでは、
主人公・まひろ(紫式部)の弟・藤原惟規(のぶのり)と、役を演じた高杉真宙さんの足跡(活躍)をたどりたいと思う。
あなたにオススメ
朝ドラ:来年度後期は「ブラッサム」 主演は石橋静河 モデルは…
高杉さんは「平清盛」(2012年)以来、12年ぶりの大河ドラマ出演。第2回「めぐりあい」から惟規役として登場し、まひろとは対照的に勉学が苦手で、ひょうひょうとしていながらも、常にまひろのことを気にかけている“姉思いな弟”を好演し続けた。
言い回しは現代語に近く、のんびり屋な性格も手伝ってか、今風に語尾を伸ばして話すこともしばしば。いい意味で“軽さ”のあるキャラクターで、いるだけで場が明るくなったり、風遠しが良くなったりと、出番以上に作品にとってなくてはならない、まひろら家族にとっても、視聴者にとっても“愛すべき存在”となっていった印象だ。
シーンとしては“姉上”まひろとの会話が多く、あえて空気を読まない、“芯を食った”発言も少なくなかった惟規。
その役回りについて、高杉さんは「(佐々木蔵之介さん演じる)宣孝さんの浮気現場を見たときの話をしたときも、姉上を思っての言動だったり。やっぱり家族が一番大切で。家族を思って言ったことが災いを招いてしまったりもしますが、一番は姉上、父上のためというのが大きかったと思います」と話している。
そんな惟規の活躍(?)で忘れてはならないのが、第35回「中宮の涙」で描かれた斎院の中将とのラブロマンスだ。
恋人との密会がバレて、身の危険にさらされるが、まさかの「歌」を詠んで回避と、この展開について、高杉さん自身は「ギャグ」と捉えていたものの、身分違いの恋に身を焦がす惟規の情熱的な一面が垣間見えるシーンにもなっていた。
さらにショッキングだったのが、39回「とだえぬ絆」で訪れた“突然の別れ”。
同回で惟規は、まひろの娘・賢子の「裳着の儀」を見守ると、父・為時と共に為時の新しい赴任地の越後へと向かうが、途中、体調が急変。何とか越後の国府へとたどり着いた惟規だったが、「都にも、愛しい人がたくさんいるゆえ、何としても生きて帰りたい」と歌に残しながらも、力尽きてしまう。
惟規の辞世の歌を受け取ったまひろは涙し、乳母として、幼いころから惟規を溺愛してきたいとが、泣き崩れて嗚咽を漏らしたが、いと役の信川清順さんは惟規について「やっぱりすごく人に愛されていて、人を愛していた方」と位置づけ、その死を「すごくありえないっていうか。ショッキングすぎる出来事」と悲しんだが、視聴者も同じ気持ちだったのではないだろうか。
「光る君へ」最終回「物語の先に」は、12月15日に15分拡大で放送。
俳優の鳴海唯さんが、NHKの「ドラマ10」枠(総合、火曜午後10時)で2026年1月6日にスタートする連続ドラマ「テミスの不確かな法廷」にヒロイン役として出演することがこのほど、…
12月8日午後1時放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)は、2025年下半期傑作選。
ミュージシャンのDAIGOさんが12月7日、競馬番組「みんなのKEIBA」(フジテレビ)に出演。前週行われたジャパンカップでまさかのミスを犯してしまったことを告白した。
NHKの人気自然番組「ダーウィンが来た!」(総合)では、12月7日午後7時半から「恐竜時代の“陰の主役” アンモナイト大研究」を放送する。番組では、恐竜時代の海にいたアンモナイト…
俳優の横浜流星さん主演のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(総合、日曜午後8時ほか)の第47回「饅頭こわい」が、12月7日に放送される。予告には、「それを食べてはいけ…