穏やか貴族の休暇のすすめ。
第5話「対等な存在」
2月11日(水)放送分
故・今敏(こん・さとし)監督の劇場版アニメ「千年女優」が3月16日、新潟市内で開催中のアニメ映画祭「第3回新潟国際アニメーション映画祭」で上映された。上映後のトークゲストとして、キャラクターデザイン・作画監督の本田雄さん、作画監督の小西賢一さん、「パプリカ」のキャラクターデザイン・作画監督の安藤雅司さんが登場。今監督の“すごさ”やアニメ業界に与えた大きな影響を語った。
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本田さんは「千年女優」の制作当時の今監督を「何でこんなに早く描けるんだ? 付いていって、同じ土俵でやるのが大変だった」と振り返った。
今監督の“レイアウトのすごさ”は、今でも語り継がれている。本田さんは「画力があって、絵の整え方が師匠の大友(克洋)さんに似ている。最小限の線できれいにまとめている」「いまだにお手本にしている。まねしても、そうならないのですが」、小西さんは「完全に依存状態だった。『ビルに愛情がない』と言われた」、安藤さんは「レイアウトは特徴の一つ。業界的に影響が大きい。あれだけ描ける人はいない」と絶賛した。
本田さんが「ガレキの描き方がうまい。元が何かが分かるガレキで、なかなかまねできない」、安藤さんが「『パーフェクトブルー』を見てショックを受けた。絵としてのケレンはそんなに強くないけど、カット割りでケレンを見せていく」と“すごさ”を語った。
本田さんが「良くも悪くもお手本になるものを残した。(今監督が)いなかったら、もっと緩かったかもしれない」と話すように、アニメ業界に大きな影響を与えた。
小西さんは「自分の中ではジブリと共に基礎になっている」と共にアニメを制作してきた日々を振り返り、安藤さんは「今さんがご存命で作り続けていたら、違うものを残したかもしれない。あの演出力、画力で何を作るのかが気になる」と話していた。
「千年女優」は、映画会社の設立70周年を記念してドキュメンタリーを制作することになった制作会社の社長が、かつて人気絶頂の中、銀幕から姿を消した大女優を取材することになる……というストーリー。平沢進さんが音楽を手掛けた。2002年に公開された。
同映画祭は、長編アニメのコンペティション部門を設けたアジア最大級の祭典を目指し、新潟から世界にアニメという文化を発信していくのが狙い。第1回が2023年3月17日~22日、第2回が2024年3月15~20日に新潟市内で開催された。第3回は、3月15~20日に開催。今監督の特集上映を実施している。
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