探偵!ナイトスクープ:徳島の家庭に伝わる「おならの歌」 ルーツはどこに? 民俗学の権威が分析

5月23日放送「探偵!ナイトスクープ」の一場面(C)ABCテレビ
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5月23日放送「探偵!ナイトスクープ」の一場面(C)ABCテレビ

 視聴者から寄せられた奇想天外な頼み事や、心配事の相談を「探偵」たちが体当たりで解決する人気バラエティー番組「探偵!ナイトスクープ」(ABCテレビ、金曜午後11時17分)。5月23日は、せいや探偵が「96歳祖父から伝わる『おならの歌』」を調査した。石田靖局長代理、増田紗織秘書、片岡愛之助顧問が出演した。

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 依頼は、徳島県の女性(25)から。女性の実家に伝わる「おならの歌」がテーマだ。

 歌といってもメロディーはなく、俳句や川柳のように詞を読み上げるもので、家族の誰かがおならをしたとき、みんなで一斉に次のように言う。

 「屁をひって かならずはじとおもうなよ 屁にはななつのとくがある おとありかぜありにおいあり えんしょいらずのたまいらず しりのほこりがとれてさっぱり まだそのうえにぷーすーぴーのさんしゅあり」

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 この歌は、現在96歳の祖父から我が家に伝わるもの。祖父はかつて船乗りをしており、約70年前、当時20代のときに船の中で同僚の船乗りから聞いたようだが、そのルーツについては詳しく分からないようだ。この「おならの歌」は一体いつできたのか、どこから来たのか、そのルーツが知りたい、というもの。

 女性の祖父いわく「屁の恥ずかしさを紛らわせる歌」で、最後の「まだそのうえに……」の詞はおじいちゃんのオリジナルだった。そこで徳島港で船乗りに調査するも、全員が聞いたことがないと言う。

 しかし、民俗学専門の大学教授はこの歌を聴き「さまざまな時代のフレーズの集合体のようなもの」と解説。江戸時代の書物や明治の辞典に載っている、この歌の元と思われるフレーズを紹介する。そして最後は、この歌にメロディーをつけることになった。

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