今田美桜:「あんぱん」から「ばけばけ」へバトンタッチ 残り3回「最後まで嵩とのぶを温かく見守っていただけたら」 ドキンちゃんの自覚も明かす

連続テレビ小説のバトンタッチセレモニーに出席した高石あかりさん(左)、今田美桜さん=NHK提供
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連続テレビ小説のバトンタッチセレモニーに出席した高石あかりさん(左)、今田美桜さん=NHK提供

 NHK連続テレビ小説(朝ドラ)の“バトンタッチ”セレモニーが9月23日、NHK大阪放送局(大阪市中央区)で行われ、放送中の「あんぱん」のヒロイン・今田美桜さんと、29日スタートの「ばけばけ」で主演を務める高石あかりさんが出席。今田さんから高石さんへバトンが渡された。

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 この日放送された第127回では、「アンパンマン」のキャラクター、ドキンちゃんのモデルはのぶ(今田さん)で、嵩(北村匠海さん)の母・登美子(松嶋菜々子さん)の性格も加味されていたことが明かされた。司会を務めた高瀬耕造アナウンサーから「ドキンちゃんという自覚はありましたか?」と聞かれると、「最初に(脚本の)中園(ミホ)さんから『ドキンちゃんに似ている』と言っていただいていたので、自覚を持ってやっていたかもしれません」と話した。

 放送は残すところ3回。「いよいよ終わってしまうんだなという寂しさはあるんですが、この半年間、最後までのぶと嵩さんとあんぱんの世界を皆さんに見守っていただいて、ここまで来られたので、本当に感謝しております。あと3日なんですけれども、まだまだ『アンパンマン』の奇跡も続きますし、最後まで嵩とのぶを温かく見守っていただけたらうれしいです」と話した。

 恒例となっているドラマゆかりの品のプレゼント交換では、今田さんから高知県の伝統工芸品「土佐凧(とさだこ)」が、高石さんからは島根・松江の伝統工芸品「八雲塗の手鏡」と「松江市宍道湖産のしじみ」が互いに贈られた。今田さんの名前にちなんで桜が描かれた手鏡には、高石さんの直筆で今田さんの名前も記されていた。

 「あんぱん」は、「アンパンマン」を生み出したマンガ家、絵本作家のやなせたかしさん(1919~2013年)と、小松暢さん(1918~1993年)夫婦がモデル。何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどりつくまでを描く、生きる喜びが全身から湧いてくるような「愛と勇気の物語」となる。脚本は、「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)シリーズなどで知られる中園ミホさんが手掛けた。

 「ばけばけ」は、松江の没落士族の娘で、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の妻・小泉セツがヒロインのモデル。外国人の夫と共に「怪談」を愛し、西洋化が進む明治の日本で埋もれてきた「名もなき人々」に光をあて、代弁者として語り紡いだ夫婦の物語。NHK「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」やWOWOWの「撮休シリーズ」などを手がけたふじきみつ彦さんが、脚本を担当する。

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