人気アニメ「マクロス」シリーズの「マクロスプラス」の劇場版アニメ「マクロスプラス MOVIE EDITION」が4Kリマスター化され、4K ULTRA HD ブルーレイとブルーレイディスクのセットが、2026年3月25日に発売されることが分かった。1995年の劇場公開から30周年を記念して、4Kリマスターセットが発売されることになった。「マクロスプラスMOVIE EDITION 4K ULTRA HD ver.」が2026年3月20日から劇場公開されることも発表された。

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　河森正治総監督は「ご家庭の視聴環境が向上していく今に合わせた『マクロスプラス MOVIE EDITION』の4Kリマスター化。これによって本作が描く『本当の空』や『本当の自由にチャレンジしていく若者たちの姿』をより鮮烈に感じていただける、エモーショナルな表現にできたと思います。また、AIに職が奪われるという事象が現実味を帯びてきた現代に見ることで、『自由意志とは何か』というテーマをよりリアルに、エンターテインメントとして味わっていただけるはずです。ぜひご覧ください」とコメントを寄せている。

　イサム・ダイソン役の山崎たくみさんは「この作品の見どころは何より『空の青さ』だと思っています。4K版では、とにかく空が青いんです。あの鮮やかな青がついにご家庭のテレビでも再現されることが、今から楽しみでしょうがありません。物語としても純粋に面白く、30年の時を経てもなお通じるAIの描写や、いつの時代でも普遍的であり続ける恋愛模様、そして空中戦の迫力など、色あせない見どころが満載の作品です。だからこそ、今なお応援してくださるファンの方が多いのだと思います。すでに過去のパッケージをお持ちのファンの方にも、ぜひ4Kであの『空の青さ』を感じていただけたらうれしく思います」と話している。

　4Kリマスターセットの特装限定版は、板野一郎さんによる描き下ろしイラストを使用した特製収納ボックスに封入され、特典として新規インタビューを収録した特製ブックレットが付属する。価格は1万1000円。

　A-on STORE、プレミアムバンダイ、超時空ファンクラブマクロス魂で初回限定版を購入すると、特典として特製原画集、特製アクリルパネルが付く。

　「マクロスプラス」は、ロボットに変形する戦闘機・バルキリーの開発競争を背景に、テストパイロットのイサム・ダイソン、ガルド・ゴア・ボーマンとバーチャルアイドルの女性プロデューサーのミュン・ファン・ローンの三角関係が描かれた。1994～95年にOVA（オリジナル・ビデオ・アニメ）が発売され、1995年に劇場版アニメが公開された。河森さんが総監督、メカニックデザインを担当し、渡辺信一郎さんが監督を務めた。信本敬子さんが脚本、摩砂雪さんがオリジナルキャラクターデザイン、菅野よう子さんが音楽を手がけた。