視聴者から寄せられた奇想天外な頼み事や、心配事の相談を「探偵」たちが体当たりで解決する人気バラエティー番組「探偵！ナイトスクープ」（ABCテレビ、金曜午後11時17分）。12月12日は、石田靖探偵が「謎の神業リフティングじいさん」を調査した。俳優の天海祐希さんが番組初登場で特命局長を務め、松井ケムリ局長補佐、増田紗織秘書が出演した。

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　依頼は、栃木県の男性（44）から。男性の息子ハルト君は、小4のサッカー少年。週末は息子と2人で朝早くから近くのグラウンドで自主練習をしている。ハルト君のいまの課題は「ちょんちょんリフティング」という、低い高さで足先を使って蹴り上げるリフティングだ。

　この「ちょんちょんリフティング」は、サッカー上達に必要不可欠となる繊細な足さばきを鍛えられる練習なので、習得しようと頑張っているが、これがなかなか難しい。普通のリフティングなら何回でもできるハルトも、「ちょんちょんリフティング」は4、5回ほどしかできない。男性もコツを教えられるレベルには達していない。

　そんな中、いつも通り自主練をしていると、70歳くらいのおじいさんがサッカーボールを持って現れた。そして、軽やかな足さばきで「ちょんちょんリフティング」をしながら1周200メートルはあるグラウンドを悠々と何周もし始めたのだ。あのおじいさんに教われば、ハルトもうまくなるはずと思ったのだが、あまりの神技におそれ多くて声をかけられず……。

　ところが、1カ月ほど前から、そのおじいさんを見かけなくなってしまった。息子のサッカー上達のために、おじいさんを見つけ出し「ちょんちょんリフティング」を学ばせてほしい、というもの。

　親子で「レジェンド」と呼ぶ、そのおじいさんがグラウンドに出現。まずボールの上に乗り、続いて「ちょんちょんリフティング」で歩き始めた。おじいさんは塩田さん（66）といい、中学はサッカー部だったものの「ちょんちょんリフティング」は50歳を過ぎて毎朝の散歩で練習し始めたとか。そこで教えを乞（こ）うと、塩田さんは快諾。「ボールを梅干しだと思って、種を蹴ってごらん」という独特のトレーニングがスタートする。

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　ドラマ「緊急取調室」（テレビ朝日系）の真壁刑事よろしく、天海特命局長が凛とした口調でオープニングの口上を読み上げると、観覧席は大歓声。番組のイメージについて「素敵な大人たちが、ちょっとくだらないことを、一生懸命考えて頑張っていらっしゃる」と語った。

　実は、真栄田探偵が天海特命局長の大ファンということが判明した。「今日は、ずっと楽屋からソワソワして」と田村探偵が暴露すれば、真栄田探偵は「地球上のすべての命の中で一番好きです」と猛アピールする。

　真栄田探偵が西田敏行元局長と飲みに行った時のこと。西田元局長から好きな人を聞かれ「天海祐希さん」と答えると、電話をつないでくれたと言う。真栄田探偵の妻は、たまに「悪さ」をする彼に「天海祐希さんとなら浮気していいよ」とお許しが出ているそうで、単純な真栄田探偵はそのまま天海さんに伝えたという。すると、天海特命局長は「真栄田さん、お待ちしております」と言った、という。

　ところが、これを聞いた天海さんは「一つ言ってもいいですか？　お待ちしております、と返した覚えはないんです。酔っぱらってたんじゃないですか。『あっ、そうですか』って言った覚えはあります」と真実を暴露した。