終幕のロンド ―もう二度と、会えないあなたに―
最終幕 隠蔽を許さない…遺品整理人、最後の戦い
12月22日(月)放送分
俳優の八木莉可子さん主演のテレビ朝日ドラマプレミアム「森英恵 Butterfly beyond」が、2026年3月に放送されることが分かった。東洋人で初めてパリのオートクチュール(高級仕立て服)組合の正会員となり、“日本のエレガンス”を世界に発信し続けた故・森英恵さんの生誕100年を記念した作品。島根で過ごした幼少期から、息子の洋服づくりをきっかけに洋裁に熱中し、世界に進出するまでの“知られざる青春時代の物語”を描き、17歳から39歳までを八木さんが演じる。
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脚本は、NHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「ゲゲゲの女房」や、大河ドラマ「八重の桜」などの山本むつみさんが担当。史実をもとに、知られざるエピソードをちりばめながら、森さんの激動の半生を紡ぐ。
膨大な数の衣装も用意され、主演の八木さんが着用する衣装は50着以上。衣装を手掛けるのは、映画「キングダム」(2019、2022年)、「ゴールデンカムイ」(2024年)、「宝島」(2025年)などで衣装デザインを担当した、デザイナーの宮本まさ江さん。宮本さんが長年大切に保管してきた若き日の森さんが仕立てた貴重な品も登場する。さらに、文化服装学院に所蔵されていた「森英恵コレクション」もふんだんに登場し、ニューヨーク・コレクションのシーンではレプリカ品を用いて当時のランウェーを再現する。
八木さんは、クランクイン前に島根の生家の跡地を訪問。島根県立石見美術館で開催されていた没後初の展覧会「生誕100年 森英恵 ヴァイタル・タイプ」も鑑賞するなど、森さんのエレガンスの神髄に触れた。また、森さんも学んだ東京・品川のドレスメーカー学院に通い、デザイン画のドローイング(素描)や足踏みミシンの操作などのレッスンを受け、役作りに深く反映させたという。
八木さんは、森さんのデザインの色あせない魅力に感動したと語り、「森英恵さんご自身も、とてもたおやか。激動の人生の中、悩まれる瞬間もあるのですが、悩んでいても力強く、ポジティブな方を向いているんです。しかも、どこか品があってチャーミングさも持ち合わせていらっしゃる。そんな英恵さんが物語をさっそうと駆け抜けていく姿をきちんと描くことができたら」とコメント。
「ポジティブなエネルギーと好奇心を持って果敢に突き進む森英恵さんの姿に、私自身“自分はなんて小さなことで悩んでいたんだろう”と、ドーンと背中を押してもらえたような気がしています。森英恵さんというお名前は知っていても、世界に羽ばたくまでの道のりをご存じない方も多いと思うので、ぜひこのドラマから力をもらっていただけるとうれしいです」とアピールした。
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