ワンピース
第1156話 憧れのエルバフ!再会のでっけェ宴
4月5日(日)放送分
人気ライトノベル「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(ダンまち)」で知られる大森藤ノさんが原作を担当するマンガ「杖と剣のウィストリア」のテレビアニメシーズン2が4月12日から放送される。同作は、青井聖さんが作画を担当し、2020年12月から「別冊少年マガジン」(講談社)で連載中。魔法至上主義の世界に一振りの剣で挑む少年・ウィルの戦いを描いている。青井さんは連載経験のない新人だったが、大森さんが「この人しかいない」と熱望したことから強力なタッグが生まれたという。シーズン2の放送を前に、大森さん、青井さんに同作の誕生の裏側、アニメへの関わりについて聞いた。
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大森さん 最初から「少年マンガを描こう」という明確な目的があり、担当編集者が非常に熱い方で、私と青井先生に声をかけてくれたのがきっかけでした。ただ、実現するまでは紆余曲折ありました。編集さんが別の部署へ異動してしまったり、タイミングが一つでもズレていたら、この形にはなっていなかったと思います。
青井さん 僕の視点から言うと、大森先生がマガジン編集部の担当者に、言い方はあれですがナンパされて連れてこられて(笑)。その後、作画を探していたタイミングで、僕がたまたま編集部に持ち込みに行ったら、「こんな話があるけど」と提案していただいたのが始まりです。
青井さん いえ、それが実は、その時点ではまだ30ページくらいしかマンガを描いたことがなかったんです。だから、こんな新人に大物が寄ってたかって「これ、だまされているのかな?」と最初は思っていました(笑)。
大森さん 青井先生は謙遜されますけど、私たちの目に狂いはなかったことは、今の「ウィストリア」を見れば証明されています(笑)! 新人の初連載とは思えないクオリティーですから。「逃さないぞ」という気持ちで、どうしても青井先生にお願いしたいと担当さんに伝え続けていました。
大森さん 企画段階ではもっとダークファンタジー寄りの案もありました。でも、少年誌で勝負するなら、やっぱり「王道」でいこうって。ベタと言われるかもしれませんが、「杖を持てない、剣の男の子」というビジョンが真っ先に浮かんだんです。境界祭(テルミナリア)、卒業式ありきで、ゴールを逆算して、ウィルが生まれました。
大森さん 今の世の中、動画配信などを見ると才能あふれる人たちがすぐに目に入ります。それを見て「自分は才能ないなぁ」と挫折を感じる瞬間は誰にでもあるんじゃないかなって。私自身の作家人生とも重なる部分がありますが、「自分は天才ではない」と認めた時に何をするか。失敗を積み重ねて、天才に挑んでいく。その「雑草根性」のようなものを、ウィルに反映させています。
青井さん 大森先生の書くストーリーは、とにかく読んでいて面白いんです。僕は元々「ダンまち」の読者だったので、先生の最新作を世界で2番目に早く読めるといううれしさもありますが、日々「この人はレベルが違うな」と感じさせられます。人を楽しませる才能がすさまじいんです。
大森さん 私は絵が描けないので、テキストを渡しています。でも、いわゆるト書きを並べただけの脚本スタイルではなく、小説とアニメ脚本の中間くらいを意識して書いています。私が地の文で脱線して書いた部分を、青井先生がウィルの表情として見事に拾い上げてくれるんです。
青井さん 大森先生の原稿を読んでいると「こう描きたいな」と思ったことが、次の行に「こういうふうに描いてください」と指示として書いてあることがよくあります。同じところを見ているんだな、という感覚があって、すごくリンクしているんです。片思いかもしれませんが(笑)。
大森さん いえいえ、両思いです(笑)。青井先生は「行間を読める人」なので、委ねているところはかなりありますね。信頼関係があるんです。青井先生が「もっと『ダンまち』っぽく書いてほしい」と言ってくださってからは、ト書きが小説寄りになってきました。先ほども触れたト書き、地の文が脱線する時があるのですが、その脱線がウィルの表情につながったりするので、私も遠慮なく筆が乗るようになりました。
青井さん 僕がそもそも「ダンまち」の原作を読んでいて、脳内で再生していた映像があって、その感じで描こうと頑張っています。大森先生の原作が本当に素晴らしくて、計算されている部分なのかは分かりませんが「人を楽しませる才能」にあふれているんだろうなと思っています。
大森さん 褒め殺されています(笑)。
大森さん 青井先生の絵力がすさまじいので、アニメのスタッフの皆さんが大変だろうなと思っていました(笑)。でも、スタッフの方々も本当に素晴らしくて、原作とアニメが刺激し合う最高の関係になれたと思います。
青井さん 僕は元々、アニメが好きで、アニメの影響を大きく受けています。アニメーターさんの作画をチェックするのが好きなオタクだったので、 吉原(達矢)監督のことも好きでした。こんなに素晴らしい方が手がけてくださって感無量です。止まっている絵なのに音が聞こえる、動いて見えるようなマンガを目指していたので、原点に立ち返ったような気持ちでした。
大森さん 前作以上に深く関わっています。シーズン1に続き、脚本会議は出席していますし、とにかくアニメオリジナルシーンの書く量が増えました。シーズン1で築いた信頼関係があるので、遠慮なくやりたいことを詰め込んでいます。
青井さん シーズン2では僕も新しい挑戦をしていて、第1話のアバンのネームを描き下ろしていますし、一部の原画も描かせていただきました。。ただ、僕は全然なんですよ。大森先生はとんでもない量を書いていますし、本当は二人いるんじゃないかな?と思っています(笑)。
大森さん 私は全然大したことないです。もっとすごい人がいますし、マンガ家さんやアニメーターさんに比べたら本当に大したことはやっていません……。申し訳ないくらい。
青井さん そんなことないですよ!
大森さん ただ、楽しくやっているので幸せです。もちろん締め切りがきつい……と苦しみもあります。締め切りギリギリになると、脳汁がブシャーって。あんまりよくないのですが、締め切り直前の方がいいものが出てくるんです。
青井さん 火事場のクソ力ですね。
大森さん それに頼っちゃダメなんですけどね(笑)。
大森さん 全部でしょうか。監督がキャストの皆さんにあいさつするときに、「シーズン2は最初からクライマックスです」とおっしゃっていたのですが、それが全てだなって。テルミナリア編は劇場版のようなつもりで作っています。第1巻からここに向かってやってきました。その後の展開は……どうか楽しみにしてください! (阿仁間満/MANTANWEB)
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