呪術廻戦 死滅回游 前編
第57話「東京第1結界④」
3月12日(木)放送分
「週刊少年サンデー」(小学館)で連載中の山田鐘人さん原作、アベツカサさん作画のマンガが原作のテレビアニメ「葬送のフリーレン」の第2期が、日本テレビのアニメ枠「FRIDAY ANIME NIGHT(フラアニ)」で毎週金曜午後11時に放送されている。第6話から始まった「神技のレヴォルテ編」では、フリーレン一行が、一級魔法使いのゲナウ、メトーデと合流し、強敵である魔族のレヴォルテと戦った。ミステリアスなメトーデ、冷静沈着なゲナウの素顔が垣間見え、対照的なゲナウとメトーデの絆が生まれたことが印象的なエピソードとなった。ゲナウ役の新垣樽助さん、メトーデ役の上田麗奈さんに収録の裏側を聞いた。
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新垣さん 出演が決まってから作品を知り、原作を読みました。第一印象は、フリーレン一行の旅をする雰囲気がすごくよく描かれ、一緒に旅をしているような気分になると感じました。キャラクターたちの言葉もすごく好きです。裏をくみ取るような会話をすると言いますか、「一ですか? 二ですか?」という質問に対して、一とも二とも答えず、違う言葉が返ってくる。自分たちが生活の中でしている会話に近くて、この人は何を考えているのだろう?と詮索したくなり、考えてしまう。行間を読むような物語で、間もすごくいいんです。アニメを見れば見るほど、原作の魅力がアニメでもしっかりと表現されていると感じました。本当に素晴らしい作品で、出演させていただけることが光栄です。
上田さん フリーレンが、ヒンメルたちとの旅を終えたところから始まり、かつて一緒に旅をしていた人たちの死に触れていくという展開が、すごくインパクトがありました。ヒンメルの死に触れたフリーレンが、「なんでもっと知ろうと思わなかったんだろう」と後悔する姿を見て、すごく共感できました。なんであのときもっとこうしなかったんだろう?と後悔し、今を生きて新しい仲間と一緒に旅している中で、現在と過去をリンクさせて、過去を振り返ったり、考えをめぐらせたりするフリーレンも身近に感じたところがありました。他人事ではなく共感しながら見られるからこそ、心を持っていかれ、グッとくるシーンが多いのかなっていう印象を受けました。ゲナウさんのお話もそうでしたけど、残された側の気持ちを描いているところが素敵だと思います。
新垣さん 第2期も回想としてヒンメルもいっぱい登場しますから。ヒンメルと同じことをやってみたりするのもいいですよね。
新垣さん 第1期のとき、ゲナウは、一級魔法使い試験の試験官ということもあって、パーソナルな部分をあまり出すことなく、粛々と試験を進めていく印象がありました。第1期でゲナウを演じる前に、原作があまりにも面白くて、先まで読み進めてしまったんです。先のゲナウを知っているからこそ第1期で演じるときは、それが自分の中で邪魔をしているところもありました。感情を抑え込んで演じるときに自分に言い聞かせていたのが「ゼーリエへの忠誠心」です。ゲナウは、一級魔法使いとしての誇りを持っています。そんなに簡単に、一級魔法使いには到達できないし、させない。一級魔法使いを特別視している人物として演じようと意識していました。第2期になり、一緒に活動していた相棒が死んだ直後のゲナウが登場します。彼の中に揺さぶられるものがあって、人間的な迷いや葛藤がにじみ出てくればいいなと思っていました。ただ、出しすぎてしまってはダメなんですね。「葬送のフリーレン」は、言葉や会話を大事にしている作品ですし、自分の心が素直に出てきてはいけないキャラクターでもあるので、いかに出しすぎずに、感じ取ってもらえるかというところですごく苦心しました。
上田さん メトーデさんは第1期と第2期でそんなに印象は変わっていなくて、ゲナウさんが素直に気持ちを出せないキャラクターだとしたら、その真逆をいっているようなところがあります。自分が感じているものをそのまま表に出している印象があります。自分より小さくて可愛い子が好きというのが表に現れるシーンを見ると、ギャップや二面性があるようにも見えますが、どちらかが表、裏というわけではなく、どちらもありのままのメトーデさんなんですね。シーンによって出るものが違いますが、すごく素直な人というイメージがあって、そこを意識しながら、ゲナウさんやフリーレンさんたちと会話できたらいいなと思っていました。ただ、描かれている部分が彼女の全てではないのかもしれません。出身のこと、過去についてどう思っているのか? 自分の在り方などは今のところ描かれていませんし、演じる際に、このセリフはどういう意味なんだろう?とくみ取りづらいところもあったので、そこはディレクションを頼りにさせていただきました。分からない部分もありつつ、彼女はあんまりネガティブな気持ちを持つ印象もなくて、好き、楽しいなど常にポジティブな気持ちが前に出ています。悩みの中にいるよりも突き抜けたような印象もあるから、そこも考えながら演じていけたらいいなと思っていました。
新垣さん 台本を読み、収録で上田さんと共演する中で、ゼーリエがメトーデと組ませた理由が分かったような気がしました。二人が任務を言い渡されるシーンで、メトーデが握手を求めて手を差し伸べますが、ゲナウは、それを言葉で拒否します。ただ、メトーデが手を引っ込めなかったところで、完全に主導権を握られたような気がしました。ゲナウは、自分がひどいことをやってきたからいい人間ではないと自分を否定するところは、僕には幼く見えたんです。自分の気持ちを整理できていない、成熟しきっていない部分があって、突っ慳貪な態度に出ているようにも思ったんです。徹頭徹尾そういうところがあって、(メトーデは)保護者だなとも感じました。ゲナウが先輩なんですけどね。すごくいいコンビなんです。彼がつらい任務にあたることになって、コンビがメトーデじゃなきゃダメだったのかもしれない。このコンビになった理由がよく分かりました。
上田さん そう言っていただいて、なるほど!と思いました。なんでこのコンビか?という答えが私の中では見つけきれていなかったんです。ゲナウさんの目線のお話を聞いて、すごく腑に落ちました。私個人の感想で言うと、ゲナウさんをやっぱり好きになっちゃうんです。ゲナウさんの心の中が描かれるからこそ、見ていて一緒に苦しくなり、どうにか寄り添いたいという気持ちになります。メトーデさんとしてゲナウさんと冷静に会話しなきゃいけないところでも、つい気持ちが乗っちゃいそうになるところがありました。「神技のレヴォルテ編」はゲナウさんに心をつかまれたお話だったなと思います。幼なじみをおんぶしながら語っているゲナウさんは、それまでは冷徹に見えていたのに、そうではない温かみ、複雑さが溢れ出ていて、人間っぽいところがすごく見えて、その瞬間にグッと心をつかまれ、目を離せなくなっちゃいました。頭でいろいろ考えているけど、とっさに動いてしまう。たとえ子供のふりをした魔族だったとしても、とっさに子供を守るときのゲナウさんを見て、いい人だなって。
新垣さん 魔族が「まだ幼い息子がいるんです」と言って逃げようとしたとき、魔族を殺した後、子供を一応探すんですよね。
上田さん ゲナウさんの印象がすごく強いのですが、フリーレンさんが「たまには高みの見物っていうのも悪くはないかな」と言って、フェルンとメトーデの二人が頑張って、頼もしさが見えたのも、すごく格好よくて、素敵でした。
上田さん ゼーリエ様、可愛い! 今日も可愛い! 役に立ちたい! 頑張ろう!とシンプルにその気持ちだけで、見つめていました。ゲナウさんと組むように言われたときも、ゼーリエ様が言うんだったら頑張ります!って(笑)。あのシーンでは、ゲナウさん1割、ゼーリエ様9割くらいの気持ちで演じていました。フリーレンさんに対してもかなり浮かれていましたよね。真面目な顔で言っているからこそコミカルに見えるシーンもありましたが、そこでは「もうちょっと抑えめに」というディレクションがあったりもして。終始、浮かれ具合の匙加減に気をつけながら演じていきました。
新垣さん アニメには、原作にないオリジナルシーンもあって、例えばレヴォルテを倒した後、シュタルクのことを手当てするところがあります。最後の力を振り絞ってシュタルクを救うために動くシーンで、セリフは特になく、息芝居だったのですが、印象的でした。それと、「なぜ私なのですか?」というメトーデとのやり取りがすごく面白いと思っていて、ゲナウはメトーデのことを知らないから武闘派に見えていない。彼女自身がどう考えているんだろう?と感じて、一瞬のやり取りでしたけど、すごく印象に残っていますね。
上田さん 手当てをするところは、ゲナウさんの解像度が上がったシーンですよね。瀕死の状態でも全力を振り絞っていて……私もすごく印象に残りました。いい人!となりました。レヴォルテは身長が高く、脚が長くて、顔がちっちゃくて……(レヴォルテ役の)三木眞一郎さんとスタイルが似ているんです。収録のとき、三木さんが台本を持っている手を見て、手が大きいところも似ていて、感動しました。お芝居も本当に素晴らしかったです。
新垣さん 魔族を演じるのは難しいんですよね。会話はしているけど、そこに感情はなくて、人間を騙すために言葉を発している。その感じがすごく出ているんですよね。
新垣さん 一番印象に残っているのが(2013年放送開始の)「ヤング・ジャスティス」の頃です。
上田さん まだ声優を始めたばかりの頃です。
新垣さん レギュラーで一緒になった作品で、その印象が強いんですよね。今もお若いけど、フレッシュで少し不器用なんだけど、すごく輝いていました。パワフルで、やるぞ!と力に満ちていた印象があったので、僕も新人さんに負けないように自分も頑張らなきゃ!と現場にいました。だから、こうやってまた共演させていただくと、落ち着いた女性も演じられていて、親戚のおじさんのような気持ちにもなって楽しかったです。
上田さん 今も自信はないのですが、実は当時も不安だらけでソワソワしながら演じていました。昔の方が見えることや聞こえるものが少なかった分、エネルギーに満ちていたのかもしれません。なんか恥ずかしいですね(笑)。
上田さん テストのときから、キャラクター同士の距離感、微妙な心の機微、技術的なところも含めて全てが正確なんです。セリフもモノローグもミリ単位で正確なお芝居を毎回されていて、緻密に組み立てられているように見えました。私が飛び込んでいったときに、全部拾ってくださいますし。
新垣さん そんなにできてないよ(笑)。
上田さん 絶対に拾ってもらえるという安心感があって、私も心のゆとりを持たせていただいていました。
新垣さん 演技として喜怒哀楽を表に出す方が楽だったりすることもあるのですが、そうではないんです。お芝居って何だろう?と考えさせられてしまいます。抽象的な表現になってしまいますが、何もしないことをする。視聴者の方に渡して、見た人の中で何かが生まれるようなお芝居で、自分たちが演じたいと思った意図が、視聴者の方の中で生まれているかが分からないんです。自分の中では答えが分からないので、監督に託すしかないという瞬間がたくさんありました。OAを見ていただくまで不安ではあります。
上田さん キャラクターたちが自然体だからこその難しさがすごくあります。テストでリラックスしてできたとしても、本番でやるぞ!となると、それが悪影響になってしまうこともあります。「葬送のフリーレン」の世界で生きているキャラクターたちは、気合を入れすぎるとそぐわないところが難しいですね。 (阿仁間満/MANTANWEB)
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