故・坂本龍一さんが2012年に行ったトリオ公演を収めた映画「Ryuichi Sakamoto Trio Tour 2012」(3月27日公開)の劇場公開を前に、出演者らのコメントが公開された。
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2012年、坂本さんはピアノ、チェロ、ヴァイオリンによるトリオ編成のアルバム「THREE」を発表し、日韓ツアー「Trio Tour 2012」を開催。映画「Ryuichi Sakamoto Trio Tour 2012」は、その東京公演を完全収録した作品となる。
コメントを寄せたのは、アルバム「THREE」に参加し、本作にも出演するジャケス・モレレンバウムさん(チェロ)、ジュディ・カンさん(バイオリン)。さらに、社会現象となった映画「国宝」で劇中音楽と主題歌を手がけた原摩利彦さん、本作のメインビジュアルを手がけたグラフィックデザイナー・南琢也さん、音楽家・蓮沼執太さんのコメントも公開された。
津波の被害を受けた東北を訪れ、坂本龍一、ジュディ・カンとともに過ごした時間は、今でも私の心を深く揺さぶり続けています。あの夜、陸前高田で被災された方々のために演奏したときほど、音楽が自分にとって大きな意味を持ったことはありません。目に焼き付いた破壊の光景と、サカモトの表情から、この災害が日本の方々にもたらした深い痛みを感じ取りました。そしてそのことが私に特別な力を与え、その痛みを少しでも癒すことができるようにという想いで演奏しました。この映画が公開されると知り、とても嬉しく思っています。なぜなら、この作品には私の人生で最も美しく、そして意味深い芸術的瞬間が収められているからです。
私は直前まで、歌手レディー・ガガのワールドツアーに参加していました。その経験を経て臨んだこのトリオツアーでは、親密で瞑想的な、癒しに満ちた特別な雰囲気がありました。東北を訪れた際、震災の爪痕を目の当たりにし、被災された方々のために行った演奏は、今も心に深く残っています。寒さの中でのコンサートでしたが、そこには静かな哀しみを帯びながらも、温かい空気がありました。この映画は、失われた命への敬意と、あの大惨事を忘れないという二つを表現するかたちとして、これ以上にない美しいものだと思います。リュウイチの精神は作品の中に生き続けており、本作でもそれを深く感じ取れることでしょう。
1996年の坂本龍一トリオコンサートを聴いて、13歳の私は後先のことを何も考えずに絶対に音楽家になると決心した。16年が経ち、音楽家として生きていくことの難しさと格闘していたとき、 再びトリオ編成のコンサートを観に行った。そこで自分の音楽の原点を見出して、頑張ろうと思った。聴く人の中に、強い衝動と安らぎを生み出してくれる音楽。この映画を観た人たちの中にはきっと私と同じように何かに挑戦しよう、という気持ちを抱く人がいるに違いない。
本作のメインビジュアル制作に際して。Trioは、呼応と緊張の均衡のなかで響きを生み出しています。上方からの俯瞰という視点は、その関係を可視化します。映像によって切り取られた空間を閉じた画面として扱うのではなく、フレームの外側を描き加えることで、広がりをフレームの外へと連続させました。三者の関係に応答するように、有機性と緊張の均衡を与えた文字を、広がりの中に、ひとつの響きとして置きました。
SOLOでも、DUOでもない。TRIOだからこそ可能にする「ミニマル」ミュージック。ピアノ、チェロ、ヴァイオリン。それぞれの楽器を通して現れる3人の関係性。初めて坂本さんから頂いたアルバムが3人で作られた「THREE」だったことを思い出しました。最低限に削ぎ落とされた音のパレットが紡ぐ静寂閑雅な世界へ。
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