マンガ大賞2026:大賞は児島青「本なら売るほど」 愛書家たちの人生の機微を描く短編連作

「マンガ大賞2026」の大賞に選ばれた「本なら売るほど」
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「マンガ大賞2026」の大賞に選ばれた「本なら売るほど」

 マンガに精通する書店員らが「今、いちばん友達に薦めたいマンガ」を選ぶ「マンガ大賞2026」(実行委員会主催)が3月26日に発表され、「ハルタ」(KADOKAWA)で連載中の児島青さんのマンガ「本なら売るほど」が大賞に選ばれた。

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 「本なら売るほど」は、ひっつめ髪の気だるげな青年が営む古本屋・十月堂を舞台にさまざまな愛書家たちの人生の機微を描く短編連作シリーズ。店主の人柄とすてきな品ぞろえにひかれて、十月堂には本好きの常連や、背伸びしたい年頃の女子高生、不要な本を捨てに来る男、夫の蔵書を売りに来た未亡人と、いろいろな客が訪れ、ふと手にした一冊の本が、思わぬ縁をつないでいく。

 「マンガ大賞」は2008年に創設されたマンガ賞で、マンガ家、編集者、ブックデザイナーなどマンガが売れることに直接の利害関係がある関係者が審査に関与しないのが特徴。大賞に選ばれた作品は注目を集めて売り上げが一気に伸び、アニメ化や映画化などのメディア展開につながることもある。

 今回は19回目で、2025年1月1日~12月31日にコミックス、電子書籍が発売され、通巻8巻以内のマンガ(過去の大賞は除く)が対象。

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 過去の大賞は、末次由紀さんの「ちはやふる」や、羽海野チカさんの「3月のライオン」、野田サトルさんの「ゴールデンカムイ」、柳本光晴さんの「響~小説家になる方法~」、山田鐘人さん原作、アベツカサさん作画の「葬送のフリーレン」などで、2025年は売野機子さんの「ありす、宇宙(どこ)までも」が受賞した。

 ◇「マンガ大賞2026」ノミネート作品(敬称略)

 「妹は知っている」雁木万里▽「おかえり水平線」渡部大羊▽「怪獣を解剖する」サイトウマド▽「サンキューピッチ」住吉九▽「邪神の弁当屋さん」イシコ▽「壇蜜」清野とおる▽「友達だった人 絹田みや作品集」絹田みや▽「人喰いマンションと大家のメゾン」田中空、あきま▽「本なら売るほど」児島青▽「魔男のイチ」宇佐崎しろ、西修▽「RIOT」塚田ゆうた▽「路傍のフジイ」鍋倉夫

 ◇過去の大賞受賞作品(敬称略)

 「岳」石塚真一▽「ちはやふる」末次由紀▽「テルマエ・ロマエ」ヤマザキマリ▽「3月のライオン」羽海野チカ▽「銀の匙 Silver Spoon」荒川弘▽「海街diary」吉田秋生▽「乙嫁語り」森薫▽「かくかくしかじか」東村アキコ▽「ゴールデンカムイ」野田サトル▽「響~小説家になる方法~」柳本光晴▽「BEASTARS」板垣巴留▽「彼方のアストラ」篠原健太▽「ブルーピリオド」山口つばさ▽「葬送のフリーレン」山田鐘人、アベツカサ▽「ダーウィン事変」うめざわしゅん▽「これ描いて死ね」とよ田みのる▽「君と宇宙を歩くために」泥ノ田犬彦▽「ありす、宇宙までも」売野機子

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