穏やか貴族の休暇のすすめ。
第12話 「リゼルのいない国」
4月1日(水)放送分
地球のお魚ぽんちゃんのマンガが原作のテレビアニメ「霧尾ファンクラブ」が、MBS・TBS系のアニメ枠「スーパーアニメイズムTURBO」で4月2日から放送される。女子高生の三好藍美と染谷波が、クラスメートの霧尾賢に対して止まらない妄想や愛のやりとりを繰り広げる“一方通行”ラブコメディーで、二人の会話劇が物語の軸となる。稗田寧々さんが藍美、若山詩音さんが波をそれぞれ演じるが、二人はどのようにそのテンポを作り上げたのだろうか。
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若山さん うれしいです! オーディションが終わった後、すごく早く「役が決まった」と連絡をいただいたんです。私は藍美ちゃんのように、好きなものに対する衝動が言葉に出てしまうタイプで、藍美ちゃんの方にすごく親近感を感じていました。でも波もオーディションを受けていまして。
稗田さん 私も波でもオーディションを受けていて「私は波かな?」と思っていたのですが、スタジオに行って、ディレクションを受けていて「藍美かも……」と思うようになって。
若山さん 最初は、お互い逆だと思っていたんですよね。でも、オーディションの帰り道に「波かも……」と思うようになって。
稗田さん 一緒だ!
若山さん 周りの人にも言われるんですよね。
稗田さん そうそう。「波じゃないの?」と言われます。オーディションで波を受けた時、ディレクションで「京都弁ではないけど、京都弁のようなはんなりさ」というお話があって、私はその“はんなりさ”がなかなか出なくて。詩音ちゃんの波を聞いたら「はんなり!」「これです!」となって。
若山さん お互いにそういうことを思っていたんです。オーディションのときに演じた私の藍美は、女子高生感が薄くなっていた気がしました。ちょっとおじさんが入っていたのかもしれません。でも、寧々ちゃんの藍美を聞いたとき、藍美らしい爆発する感じがありつつ、根底に女子高生の可愛らしさがあって、藍美像にもぴったりすぎて、私にはそこがなかったんだと感じました。
稗田さん オーディションで私が演じた波よりも柔らかさがあったし、私には出せないテンポ感や雰囲気で、少し飄々(ひょうひょう)とした感じが絶妙なんです。
稗田さん 意外に掛け合いにはディレクションがそんなになかったんです。
若山さん 収録がスムーズすぎて、本当に大丈夫?と不安になっちゃったり(笑)。
稗田さん もちろんセリフのニュアンスのディレクションはありましたが、「全体的な会話感とかはそのままで」と言っていただいていました。
若山さん アドリブも多かったので「何の話をしようか?」くらいは二人で話していたんですけど。
稗田さん それ以外はそんなに話し合っていたわけではないんです。
若山さん 藍美が会話をリードしてくれてるので、波はところどころツッコむという感じでした。会話のテンポを作ってくれて、引っ張ってくれたのは寧々ちゃんなんです。
稗田さん こんなにギャグがあるのは初めてで、出したことない音をたくさん出しました。憧れがあって、自分がいざやるとなるとドキドキしました。コメディ的なお芝居に憧れはあったんですけど、自分がいざやるとなるとドキドキしました。
若山さん 一歩間違えると笑ってもらえないものになってしまうのが怖くて、笑えるポイントを私たちが損ねないようにしなくてはというプレッシャーがありました。
稗田さん がっつり共演するのは初めてです。共演する前から友達でして、二人でご飯に行ったりしていたんです。私は詩音ちゃんのお芝居が大好きだから、いつか共演できればと思っていたら、こんなにがっつりできるとは思っていなくて。元々、友達だったことが大きかったと思います。
若山さん 関係性ができた状態で収録できたことが大きかったですね。
稗田さん 演技について確認するとしても、聞きやすかったですし。
若山さん ぶっ飛んだことをやっても受け止めてもらえる安心感があって、自由にできる。
稗田さん アドリブにしてもそうですね。
若山さん そうそう、亀山さん(音響監督の亀山俊樹さん)のアドリブのハードルが高くて。「もうちょっと変な感じで」と言われることもあって、亀山さんがお手本をやってくれるんですけど。
稗田さん それがすごくうまくて、超えるの難しい(笑)。亀山さんの偉大さを感じていました。
若山さん 学校の休み時間みたいですね。
稗田さん 年齢も近い人や共演経験のある人が多かったですし。詩音ちゃんは、ある動物の役もやっていたよね。「若山さん、動物できる?」と言われて。
若山さん やったことなかったんですが、亀山さんに振っていただき、その動物のことを調べて演じました。もしかして試されていた!?
稗田さん 満田君とかも出てきたり。満田君、最高です!
若山さん 本当に愛おしいキャラクターです。「俺たちの満田!」という感じがします。私も高校時代、あんまりはしゃいだりできなかったので、満田君の気持ちがすごく分かります。あと、ほかのキャラクターで言うと、皐月ちゃんも出てきます。
稗田さん 目の敵にされている皐月ちゃん! (皐月役の伊藤彩沙さんが)監督から「腹立つ感じで」と言われていましたよね。皐月ちゃんは悪い子じゃないし、悪気があるわけではないんですけど。
若山さん 友達と楽しくイエーイ!という感じの学生生活ではなかったです。だから満田君の気持ちが一番よく分かるんです。寧々ちゃんはどうだった?
稗田さん 女子校だったんですけど、普通ですね。体育祭の応援団をやったことはありました。あと、文化祭の後夜祭でダンスやったり。
若山さん 青春じゃん! 何を踊ったの?
稗田さん K-POPにハマっていて、有志で集まって踊りました。みんなで休みの日に集まって、練習したりしていました。割と青春はしているかもしれません。あとは、キャンプがあって、中2のときに行くのですが、それが楽しくて。中3以降は自由参加なのですが行っていました。
稗田さん 高校生の時には目指していて、高1で事務所に入るきっかけになったオーディション受けていました。オーディションに受かった!と喜んだ後にキャンプに行っていました。
若山さん:うーん……。何をしていたんでしょうね?全然記憶がありません。
稗田さん 一番の思い出とかは?
若山さん 中学校の時は生徒会をやっていたり、「優等生であろう」としていて、ちょっと近寄りがたかったもしれません。高校に入ってからは美術部に入って、文化祭に向けて門を作ってました。夏にアイスを食べながら、みんなで作っていましたね。
稗田さん 青春っぽい!
若山さん 青春かも。楽しかったですしね。
「霧尾ファンクラブ」は、息の合った二人だから生まれるテンポ感で“一歩通行”ラブコメディーを表現しているようだ。アニメならではの躍動感を楽しんでほしい。(阿仁間満/MANTANWEB)
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