解説:春ドラマはスロースタート 登録者数ベスト3は意外な顔ぶれ

「月夜行路-答えは名作の中に-」のビジュアル=日本テレビ提供
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「月夜行路-答えは名作の中に-」のビジュアル=日本テレビ提供

 4月期の春ドラマがスタートした。前クールは「リブート」(TBS)が考察で大いに盛り上がったが、果たして今回は……。人気のバロメーターの一つでもあるTVerのお気に入り登録者数(以下2日午前0時現在)でまとめた。

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 新年度の改編期となる4月期。向こう1年を左右する大切な時期となるとあって、バラエティーや帯番組などで新番組が続々スタートする。一方、見ている側も忙しくなりがちで、継続視聴が基本となるドラマには厳しいクールとなる。前後に編成された新番組の影響を受けて苦戦するケースが出るのも春ドラマならではの現象だ。

 なお、昨年の4月期は、TBS系日曜劇場(日曜午後9時)が阿部寛さん主演の「キャスター」、フジテレビ系月9(月曜午後9時)が小泉今日子さん&中井貴一さん主演の「続・続・最後から二番目の恋」で、伏兵として、芳根京子さん主演&本田響矢さん共演の「波うららかに、めおと日和」(フジテレビ系、木曜午後10時)がヒットした。

 現時点で最も登録者数が多いのは、シーズン11の「孤独のグルメ」の85.2万を除くと、波瑠さんと麻生久美子さんがダブル主演を務める「月夜行路-答えは名作の中に-」(日本テレビ系、水曜午後10時)の67.3万だ。波瑠さん演じる謎めいたバーのママと、麻生さん演じる家庭で孤独を感じていた主婦のバディーによるロードミステリーで、日テレのお家芸でもある1話完結の王道ミステリーとして人気を博している。

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 63.8万で続いているのは、堤真一さん主演のTBS系日曜劇場「GIFT」(日曜午後9時)だ。意外にも日曜劇場初出演となる有村架純さん、山田裕貴さんや、「めおと日和」でブレークした本田さんら豪華キャストが集い、車いすラグビーがテーマの人間ドラマが丁寧に描かれている。

 63.0万で「GIFT」に続く小差で3位につけているのが、岡田将生さん主演、染谷将太さん共演の連続ドラマ「田鎖ブラザーズ」(TBS系、金曜午後10時)。警察官の兄弟が、時効が成立してしまった両親殺害事件の謎を追う物語。両親殺害事件の真犯人探しを縦糸にしつつ、巻き起こるさまさまな事件を解決していくという展開で、「アンナチュラル」や「最愛」などで知られる新井順子プロデューサーが手掛けるクライムサスペンスとあって注目度の高い作品だ。

 「じゃあ、あんたが作ってみろよ」(TBS)、「ザ・ロイヤルファミリー」(同)といった人気作が目白押しだった昨年の秋ドラマ、考察が盛り上がった「リブート」があった冬ドラマと比べると、時期的なこともあって今回の春ドラマはスロースタートの感は否めない。

 しかし、宮澤エマさん主演の「産まない女はダメですか? DINKsのトツキトオカ」(月曜午後11時06分)、水崎綾女さん、篠田麻里子さん矢吹奈子さんトリプル主演の「サレタ側の復讐~同盟を結んだ妻たち~」(水曜深夜1時)といったテレビ東京で定評のある深夜のドロドロ系サスペンスが、それぞれ42.5万、38.9万とスマッシュヒットを飛ばしているほか、黒木華さん主演、野呂佳代さん共演で都知事選をテーマにした「銀河の一票」(カンテレ・フジテレビ系、月曜午後10時)も、まだ2話しか放送されていないにもかかわらず、43.7万と登録者数を伸ばすなど、まだまだ個性的で隠れた良作がありそうだ。(MANTANWEB/立山夏行)

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