解説:METAL BUILD再販も話題 根強い人気のケンプファー

アニメ「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」のケンプファーのフィギュア「METAL BUILD ケンプファー」(C)創通・サンライズ
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アニメ「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」のケンプファーのフィギュア「METAL BUILD ケンプファー」(C)創通・サンライズ

 アニメ「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」に登場するケンプファーのフィギュア「METAL BUILD ケンプファー」(バンダイスピリッツ)が、バンダイナムコグループのショッピングサイト「プレミアムバンダイ」で再販されることが話題になっている。2023年に「プレミアムバンダイ」で販売され、“即完売”となった人気商品。誕生から長い年月を経てもなお、ケンプファーはなぜこれほどまでに人々を引きつけるのだろうか。

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 ◇やっぱり格好いいチェーンマイン

 ケンプファーは1989年に展開されたOVA(オリジナル・ビデオ・アニメ)「機動戦士ガンダム0080」に初登場したジオン公国軍の試作型強襲用MS(モビルスーツ)。機体の名称はドイツ語で「闘士」「戦士」を意味し、出渕裕さんがデザインした。劇中では、バーナード・ワイズマンが所属する特殊部隊・サイクロプスで運用され、地球連邦軍中尉のクリスチーナ・マッケンジーが搭乗するガンダムNT-1(アレックス)と激突した。

 最大の特徴は、単騎での拠点強襲と敵防衛線の突破能力に特化したコンセプトだ。機体各所に大推力のスラスターを備え、姿勢を低く保ち滑走するように移動する高速移動シーンは、今もなお語り草となっている。

 機体ジェネレーターへの負荷を抑え、推力を維持するため、ビーム兵器はビーム・サーベルのみに限定。ショットガン、ジャイアント・バズ、シュツルム・ファウストなどを装備しているのだが、ケンプファーの代名詞と言えばチェーンマインだろう。

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 チェーンマインは、爆弾や地雷を連結した武装で、相手に巻き付けて爆発させる。劇中では、ガンダムNT-1に巻き付けて、増加装甲のチョバム・アーマーを破壊した。ただ、破壊できたのはチョバム・アーマーのみで、反撃を受けて、撃破されてしまう。

 ◇米津玄師の発言も話題に

 ジオン系MSの中でも際立つ、独特なフォルムも人気の理由だ。流麗な曲線主体でありながら、機能美を併せ持つ。グフよりもさらにシックで深いブルーのカラーリングが硬派な印象を与える。

 OVAが発売された1989年当時からファンの熱量は高く、ガンプラ(いわゆる旧キット)も人気だったが、約37年たった今も根強く支持されている。昨年、シンガー・ソングライターの米津玄師さんが、好きなMSとしてケンプファーを挙げたことも話題になった。

 デザインはもちろん素晴らしいのだが、劇中ではあっけなく破壊されてしまう。“青き闘士”の登場シーンの鮮烈さ、敗れ去るまでの短くも濃い時間は、強烈な印象を残したのは間違いない。(阿仁間満/MANTANWEB)

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