ハリウッドの人気女優、キャメロン・ディアスさんが初の本格サスペンスに挑んだ「運命のボタン」(リチャード・ケリー監督)が8日、公開された。26歳のときに制作した「ドニー・ダーコ」(01年)で一躍有名になったリチャード・ケリー監督が脚本も担当。
あなたにオススメ
来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹” 朝ドラヒロインまで手が届くか
ウィル・スミスさん主演で映画化された「アイ・アム・レジェンド」の原作者であり、作家のスティーブン・キングが最も影響を受けたという伝説の作家リチャード・マシスンの短編小説を、ケリー監督が持ち前の奔放かつ明晰(めいせき)な頭脳で脚色し、映像化した。
ボタンを押すと、見ず知らずの人間の命と引き換えに100万ドル(約9400万円)が手に入るという装置を手に入れたノーマとアーサーの夫婦。生活に困っていた彼らは、悩んだ揚げ句にボタンを押してしまうが、それが2人を抜き差しならない状況に追い込んでいく……というストーリー。
ノーマ役のディアスさんが、持ち前のはじけるような笑顔を封印し、新境地を開拓した。「X−MEN」シリーズでサイクロップスを演じたジェームズ・マースデンさんが、まじめな夫アーサーを好演している。
銀色のうさぎに世界の終わりを告げられた高校生の8日間の体験を描いた「ドニー・ダーコ」同様、ストーリーは意味深だ。高校教師のノーマの教え子は不気味だし、ノーマとアーサーが雇う息子のベビーシッターもどこかうさんくさい。当初、サスペンスに見えたストーリーは、やがてホラーじみたものになっていき、さらにそこにSF色が加味され、見終わってみると、ヒューマンドラマの側面もあることに気づく。ジャンル分けしにくい作品なのも、「ドニー・ダーコ」と同様だ。
ノーマとアーサーはボタンを押してしまったが、あなただったらどうする? 観客自身の心が試される映画だ。8日からTOHOシネマズみゆき座(東京都千代田区)ほか全国で公開。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)
音楽ユニット「YOASOBI」が結成5周年を記念して、大阪、東京で開催した自身初のドームライブのうち、11月10日の東京ドーム(東京都文京区)でのファイナル公演の模様が映画化され…
木村拓哉さんが型破りな天才シェフを演じ、2019年にTBS系で放送された人気ドラマ「グランメゾン東京」を映画化した「グランメゾン・パリ」(塚原あゆ子監督、12月30日公開)。公開…
ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作「モアナと伝説の海2」(デイブ・デリック・ジュニア監督ほか)の日本語吹き替え版でモアナの声優を前作に続いて務める屋比久知奈さん。201…
1974年公開の映画「ゴジラ対メカゴジラ」に登場するメカゴジラの玩具が、バンダイスピリッツの「DX超合金魂」シリーズから「DX超合金魂 メカゴジラ 1974」として12月28日に…
俳優で歌手の寺尾聰さんが、2025年5月23日公開の映画「父と僕の終わらない歌」(小泉徳宏監督)で、16年ぶりの映画主演を務めることが分かった。寺尾さんはアルツハイマー型認知症の…