ヱヴァンゲリヲン新劇場版:「破」BD早くも歴代1位確実 26日発売

 26日に発売される劇場版アニメ「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」のブルーレイディスク(BD)とDVDの初回出荷が80万枚を突破していることが明らかになった。初回出荷の段階で前作「序」の累計売上枚数(約60万枚)を超えており、中でもBDの出荷枚数は45万枚と国内最高規模で、BDの初週売り上げで歴代1位になるのはほぼ確実な情勢だ。

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 「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」は、95年に放送され、大ブームを起こしたアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」をリメーク。主人公・碇シンジやヒロインの綾波レイら14歳の少年少女が巨大ロボット「エヴァンゲリオン」のパイロットとして、謎の生命体「使徒」との過酷な戦いに挑む姿が描かれ、07年9月公開の第1作「序」は興行収入20億円、DVD約60万枚を売り上げた。「破」は、新ヒロイン「真希波・マリ・イラストリアス」や新たなエヴァンゲリオン「仮設5号機」などが加わり、ストーリーも大幅に変更されて話題を集める中、09年6月に公開され、興行収入40億円を記録している。

 26日に発売される「破」のBD・DVDは、劇場版の「2.0」バージョンから進化させた「2.22」バージョンで、1000カ所以上の修正を加え、新しいシーンも追加。映像特典として、「2.22」バージョンに対応したアフレコ用台本や「没カット」なども収録されている。また、前作「序」の発売時に一部でプレミア化した生フィルムカットが今回も初回特典として付く。

 TSUTAYAでは、BD・DVDの予約枚数が前作「序」の2.3倍にも上っており、アニメ専門店「アニメイト池袋本店」によると「若年層のお客様が多いこともあり、従来は、BDとDVDの予約が拮抗(きっこう)するのだが、今回はBD版が圧倒的な人気だ」と期待を寄せる。大手流通関係者は、BD歴代1位の記録を持つ映画「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」(初週26万1000枚)超えを確実視しており、「予約も好調で、予想を上回る盛り上がり。BDの歴代1位は間違いないだろう」と分析している。(毎日新聞デジタル)

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