深田恭子:4年半ぶり映画主演で3変化 椎名桔平が初のコミカルな役で初共演 映画「恋愛戯曲」

映画「恋愛戯曲」の一場面。(C)2010「恋愛戯曲」製作委員会 配給:ショウゲート
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映画「恋愛戯曲」の一場面。(C)2010「恋愛戯曲」製作委員会 配給:ショウゲート

 女優の深田恭子さん(27)が4年半ぶりに主演するラブコメディー映画「恋愛戯曲~私と恋におちてください。~」で3変化をしていることが15日、明らかになった。劇作家の鴻上尚史さんの大ヒット舞台を、鴻上さん自身がメガホンをとり、映画化した作品で、俳優の椎名桔平さん(45)が自身初のコミカルな役で深田さんと初共演する。

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 深田さんは、「ワガママで男を振り回す脚本家」「彼女が書く台本の地味でさびしい人妻」「その人妻が書く台本のゴージャスな女性作家」という、ストーリーの中の現実と脚本の中の3人のヒロインを演じ分けている。椎名さんはヒロインに翻弄(ほんろう)されるさえないテレビプロデュ−サーをコミカルに演じる。

 人気脚本家・谷山真由美(深田さん)はスペシャルドラマの脚本を執筆中だが、締め切りを過ぎても、一行も書けていなかった。パニック状態のテレビ局内では「どんな手を使っても谷山先生に脚本を書かせろ!」という指令が。この大仕事を成功させるためにテレビ局が谷山の元に送り込んだのは、さえない制作プロデューサー・向井(椎名桔平さん)だった……。「先生、お願いですから原稿書いてください。何でもしますから」という向井に「じゃあ、私と恋に落ちて!」と2人の恋愛は強制から始まった。人生停滞中の2人が巻き起こす、痛快なラブコメディー。

 4年半ぶりの主演映画に、深田さんは「やはり座長というのは引き締まる思いで、現場に臨みました。10代のころは“等身大”という言葉に抵抗がありましたが、今回は20代女性の、少女から大人への気持ちを等身大で演じられたと思います。(3変化については)一つの映画の中で気持ちの切り替えなどどう演じていくか迷いましたが、あまり迷う設定ではなかったので、『楽しく、ベタに、ポップに』演じてみました」と撮影を振り返った。初共演の椎名さんに対しては「椎名さんは作品中でさまざまな表情を細かく表現されており、とても勉強になりました。また撮影の合間は気さくに話しかけてくださり、とても楽しい現場になりました」と絶賛した。

 椎名さんは「この上質なコメディーセンスと、シリアスな人間模様は、鴻上監督ならではのもの。想像の世界の、さらにまた想像の世界が入り交じり、不思議な空間に誘われていく、今までにない恋愛映画だと思います」と作品を紹介した。

 深田さん、椎名さんのほか、塚本高史さん、中村雅俊さん、清水美沙さん、西村雅彦さん、井上順さんら豪華な顔ぶれが集結した。映画は9月25日からヒューマントラストシネマ有楽町(東京都千代田区)、シネセゾン渋谷(東京都渋谷区)、新宿武蔵野館(東京都新宿区)ほか全国でロードショー予定。(毎日新聞デジタル)

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