注目映画紹介:アニメ「宇宙ショーへようこそ」田舎の小学生5人が宇宙人と夏休みに冒険

26日公開される劇場版アニメ「宇宙ショーへようこそ」(C)A-1 Pictures/「宇宙ショーへようこそ」製作委員会
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26日公開される劇場版アニメ「宇宙ショーへようこそ」(C)A-1 Pictures/「宇宙ショーへようこそ」製作委員会

 田舎の小学生5人が犬のような宇宙人・ポチと出会い、宇宙への冒険を繰り広げる劇場版アニメ「宇宙ショーへようこそ」(舛成孝ニ監督)が26日、全国で公開された。

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 「宇宙ショーへようこそ」は、文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞したテレビアニメ「かみちゅ!」の舛成監督が初めて劇場版を手がけた。美しい自然に囲まれた小さな村の小学生5人が、夏休み恒例の子どもだけの合宿で、裏山で惑星プラネット・ワンからやって来た犬のような宇宙人・ポチと出会い、宇宙への冒険を繰り広げる……というストーリーが描かれる。

 制作を担当するのは、「おおきく振りかぶって」や「かんなぎ」「黒執事」の「A−1ピクチャーズ」。舛成監督とともに「かみちゅ!」の制作スタッフに名を連ねる倉田英之さんが脚本を手がけた。キャラクターデザインは劇場版アニメ「時をかける少女」の作画監督の石浜真史さん、音楽はドラマ「相棒」シリーズの池頼広さんが担当した。「理屈抜きで楽しめる作品を目指した」という舛成監督の言葉が示すように、その面白さは世界にも届き、ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門やシドニー映画祭オフィシャル・セレクションに出品されるなど、世界的な注目度も高まっている。

 映画は名作「となりのトトロ」や「サマーウォーズ」を思わせる日本の夏の田舎の風景と、SF的要素を盛り込んだ宇宙を舞台としており、郷愁や童心をくすぐられる内容だ。26日から新宿バルト9(東京都新宿区)ほか全国で公開。(毎日新聞デジタル)

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