成宮寛貴:「消えてしまいたいと思ったことも」 デビュー10周年で写真集発売 2000人限定握手会

写真集の発売記念イベントを行った成宮寛貴さん
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写真集の発売記念イベントを行った成宮寛貴さん

 俳優の成宮寛貴さん(27)が3日、ファッションビル「渋谷 PARCO パート1」(東京都渋谷区)の特設会場で写真集「Hiroki Narimiya Anniversary Book 10」(角川グループパブリッシング)の発売を記念し、2000人限定の握手会を行った。握手会前に会見を開いた成宮さんは「あっという間で、色濃い10年でした」と振り返り、やめたいと思ったことはあるかと聞かれると「ありますよ。(演出家の)蜷川(幸雄)さんにすごく怒られて、消えてしまいたいと思ったこともある」と明かした。

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 成宮さんは「(デビュー当時は)すごく不安でした。(10年後に)こういうふうに立っていることは想像できなかった」と話し、役者をやめたいと思ったときには「オレが降板するって言ったら、どれぐらいお金がかかるんだろう、どれぐらいのスタッフが困るんだろう、どれぐらいのファンの人ががっかりするんだろうと思って、やめられないなと思った。臆病(おくびょう)者ですごくシャイな自分が10年を支えてくれた」とコメント。

 写真集の撮影は成宮さんの主演ドラマ「ヤンキー君とメガネちゃん」(TBS系)の撮影と並行して2日間で行われた。成宮さんは「ドラマの撮影が終わってから(写真集の写真を)撮って、朝またドラマに行って……。六本木の街でゲリラ撮影をして、酔っぱらいのおじさんやお店のお姉さんに声をかけてもらった」と話し、「戦友である小栗(旬)くんやお世話になった演出家の人にもインタビューしてもらった。10年たったから言っても大丈夫みたいな話も入っていて自分で読んでびっくりした」と言って笑顔を見せた。

 成宮さんは、00年7月1日からパルコ劇場で上演された宮本亜門さん演出の舞台「滅びかけた人類、その愛の本質とは…」でデビュー。成宮さん自身が「デビューした場所で(握手会が)できないか」と申し出て、同所での握手会が実現した。写真集は、100ページを超える撮り下ろし写真と、成宮さん自身が10年を振り返った2万字のインタビュー、写真家の蜷川実花さんらのメッセージなどが掲載されている。オールカラー176ページ。2800円。(毎日新聞デジタル)

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