スタンプラリー:ポケモン、ライダー、スイーツも…ガンダムは早くも完売 鉄道各社がスタート

 いよいよ夏休みがスタートし、さまざまなイベントが開かれる中、鉄道各社が開催するスタンプラリーが人気だ。キャラクターのスタンプを集めて、景品をもらうスタンプラリーは、都会で過ごす子どもたちの夏の風物詩ともなっている。

ウナギノボリ

 スタンプラリーの代表格として人気が高いのが、JR東日本が毎年行っている「ポケモン・スタンプラリー」だ。山手線を中心としたエリアで実施し、例年30万人近い参加者を集めている。今年は、パンフレットのスタンプ欄に六つのポケモンスタンプを集めて、「パスケース」「サンバイザー」とともにもらえる「ラリー記念スタンプ図鑑」で、全95カ所にも及ぶさらなるスタンプラリーにチャレンジできる。全駅を制覇すると、JR東日本オリジナルの「ピカチュウ&ポッチャマカレンダークロック」がもらえる。また、今回は、Suicaと同端末を活用した新企画「ミッション! Suicaで新ポケモンをつかまえよう」も行われている。

 東京メトロは、映画「仮面ライダーW(ダブル) FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ」とタイアップしたスタンプラリーだ。ライダーが描かれた専用の1日乗車券を買うと付いてくるスタンプ帳に、5つ以上のスタンプを集めると人気カードゲーム「仮面ライダーバトル ガンバライド」で使えるオリジナルのカードがもらえ、12カ所すべてのスタンプを集めると、「変身ベルト DXダブルドライバー」をはじめ、さまざまなグッズが当たるキャンペーンに応募できる。

 大人の鉄道ファンにも楽しめるのが、京成電鉄、小田急電鉄、西武鉄道、東武鉄道の4社が合同で行っている「私鉄特急スタンプラリー2010」だろう。「京成スカイライナー」など4社の特急電車に乗り、「特急スタンプ」を押してもらうと乗車した車両のピンバッジがプレゼントされる。さらに、4社の「特急スタンプ」を全部押すと、4つのピンバッジが飾れる記念盾がもらえる。

 また、西武鉄道は、8月1日から埼玉県秩父市や秩父鉄道などと合同で人気アニメ「銀河鉄道999」のスタンプラリーも実施。秩父市内、秩父鉄道、西武鉄道の3ブロックから各1カ所、計三つのスタンプを集めると、原作者の松本零士さんのイラストが描かれた特製クリアファイルがもらえ、8カ所全部のスタンプを集めると松本さんのサイン色紙などが当たるキャンペーンに応募できる。

 東武鉄道も、月刊誌「ディズニーファン」(講談社)とタイアップして、東武東上線6カ所の設置駅から四つ以上スタンプを集めると、ディズニーキャラクターが描かれたオリジナルポストカードがもらえるキャンペーンを実施中。京浜急行も、「ハローキティ」などで知られるサンリオとタイアップしたスタンプラリーを行っている。1日フリー乗車券を購入し、6カ所の設置駅から四つ以上スタンプを集めると、オリジナルデザインのビーチボールやレジャーシートがもらえる。

 女性でも楽しめそうなのが、京王電鉄など9社が共同で行う「ふるさとアンテナショップめぐりキャンペーン」。日本全国の各道府県が運営する34のアンテナショップと協力し、各店一押しのご当地スイーツを紹介する企画で、駅で配布されるリーフレットを各店に持参し、スタンプを3つあつめて応募すると、抽選で「夕張メロンピュアゼリー」「南魚沼産コシヒカリ」「日向夏ドリンク」など各地の名産品が当たる。また、「クーポン特典」対象店では、購入額に応じたさまざまなサービスが受けられる。

 予想以上の人気となったスタンプラリーもある。東京都交通局は、9月18日に公開される劇場版アニメ「劇場版 機動戦士ガンダムOO(ダブルオー)」とタイアップしたスタンプラリーを17日から実施。登場キャラクターなどが描かれた専用の一日乗車券が4種類計5000枚用意されたが、20日には完売する予想以上の人気となった。スタンプラリー用の乗車券や景品は数量限定のものが多いため、参加するには早めの行動がおすすめだ。(毎日新聞デジタル)

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