加藤あい:「海猿」完結も「機会があったら潜りたい」 “待つ女”から脱却希望

「THE LAST MESSAGE  海猿」に出演する(右から4人目)加藤あいさんら
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「THE LAST MESSAGE 海猿」に出演する(右から4人目)加藤あいさんら

 海上保安官たちの愛や友情を描いた人気テレビシリーズの劇場版完結編「THE LAST MESSAGE 海猿」(羽住英一郎監督)の完成披露試写会が26日あり、伊藤英明さん、加藤あいさんらメーンキャストと、100人の海上保安官が舞台あいさつに登場した。今回、伊藤さんふんする主人公仙崎の妻となった環菜を演じる加藤さんは「前作に引き続き、ひたすら信じて待つという耐える撮影で、1年分泣いたんじゃないかと思うほど泣きっ放しでした。いつでも潜るのと油まみれになる準備はできているので、機会があったら潜りたいです」と、“待つ女”役からの脱却を希望していた。 

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 シリーズ初出演となる吹石一恵さんは「テレビシリーズからの大ファンで、話が来たときはすぐにお返事しましたが、画面で見て大変なシーンを演じるのはもっともっと大変なんだなと学びました。(役柄では)いつも水着になったり、水にぬれているんです。(着替えのために)1日1回裸になる現場は初めてなので、毎日覚悟していました」と撮影を振り返った。今回、仙崎とは離れて業務を行う吉岡を演じる佐藤隆太さんは、新キャストの三浦翔平さん演じる新バディの登場に「眠れない日々が続きましたし、あんまり口利かないですね(笑い)」と嫉妬(しっと)してみせ、会場を笑わせた。

 「海猿」は、「週刊ヤングサンデー」(小学館)に連載された佐藤秀峰さんのマンガが原作。04年に映画化され、興行収入17億4000万円を記録、続く06年の2作目「LIMIT OF LOVE 海猿」は動員500万人、興行収入76億5000万円を記録する大ヒット。完結編となる本作は、日韓共同開発の海洋油田プラントを巨大台風が直撃、仙崎は、吉岡たちと出動する。吉岡は要救助者とともに辛くも脱出するが、取り残された仙崎は、新人の海上保安官・服部(三浦さん)とにわかバディを組むことになる……という物語。

 邦画メジャー配給初の3D版公開も予定されており、9月18日から全国で公開される。(毎日新聞デジタル)

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