アニメ質問状:「戦国BASARA弐」Let's Party!! 見どころは剣戟アクションと人間ドラマ

アニメ「戦国BASARA弐」の1シーン(C)2010 CAPCOM/TEAM BASARA
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アニメ「戦国BASARA弐」の1シーン(C)2010 CAPCOM/TEAM BASARA

 話題のアニメの魅力をクリエーターに聞く「アニメ質問状」。今回は、カプコンの人気ゲームが原作の「戦国BASARA弐」です。毎日放送の丸山博雄プロデューサーに作品の魅力を語ってもらいました。

ウナギノボリ

 −−作品の概要と魅力は?

 この夏、「熱い漢(おとこ)たち」の凄絶(そうぜつ)でスリリングな「戦国群雄絵巻」をお届けいたします! “英語を操る”伊達政宗、“超熱血青年”真田幸村などなど、戦国武将たちを独特の解釈で個性的に描き、ド派手で超ハイテンションな「剣戟(けんげき)アクション」と思いを懸けた奥深い「人間ドラマ」を併せ持つ作品となってます。

 初めてBASARAに触れた方は、その世界に大きく驚き、戸惑うと思いますが、“頭で考える”のではなく、ぜひ“体感”してください。次第に没頭し中毒になると思いますので、アニメ「戦国BASARA」ぜひ一度ご覧いただければ幸いです。

 −−日5枠に決まったきっかけは?

 日5枠となった目的はアニメ「戦国BASARA」の三つの要素にあります。それは、「同時性」「ご当地性」「全ターゲット性」です。「驚く」「笑う」「泣く」「突っ込む」エトセトラ……この作品が持つさまざまな感情を揺さぶる部分をぜひ、全国みんなで同時に体感して盛り上がってもらえればと。また、登場キャラクターたちが全国津々浦々のご当地を持っています。全国ネットで第1シリーズに放送がなかった地域の方々にも、我が地方のキャラたちをぜひ応援していただきたいです。

 最後に、この作品はターゲットを選んで制作していません。老若男女すべての方に見てもらいたい、また楽しんでいただけると思って制作しております。日曜午後5時というさまざまな世代の方がご覧になれる時間で、全国のみなさんに楽しい体験を一斉にお届けできるよう頑張って制作してまいります。

 −−作品を作るうえでうれしいこと、逆に大変なことは?

 とにかく作品を見ていただけたら、最大の喜びです。ネット、手紙、アンケートなどさまざまな反響がある中で、褒めていただける時もあれば、おしかりをうけることもありますが、作品を見て何かを感じ、作品が話のタネとなり、たくさんの方々の目に触れて熱気を帯びていくのが、とてもありがたいことだと思います。そうした作品への熱を感じられると、制作する方もどんどん気合が入っていくものです。

 −−デジタル放送で面白い仕掛けもあるそうですね。

 盛りだくさんの展開をやっております。毎週リアルタイムで番組を見るとポイントがたまり、デジタルコンテンツが全員にプレゼントされる「リアルタイム視聴ポイントラリー」。初めての方がみても、一目で作品のことが分かる充実の「キャラクター紹介」「これまでのあらすじ」。この他にも、さまざまなコーナー、企画が行われてますので、ぜひ日曜午後5時にテレビの前に集合して、データ放送を起動してみてください。

 −−今後の展開、読者へ一言お願いします。

 覇王と称され人並みはずれた強大な力を有する「豊臣秀吉」。ただ、秀吉はあくまで人間であり、心の中には国への“志”や信じる“正義”といったものを秘めています。秀吉に立ち向かう政宗を筆頭に、すべての登場人物たちが己の思い、主張を懸けた「人間VS人間の闘い」を繰り広げます。だからこそ、単純な“善悪”では割り切れないさまざまな葛藤(かっとう)が、それぞれの武将たちに芽生えてくるかもしれません。

 インフレし続けるダイナミックな漢たちの“夏の宴”を、ぜひ結末まで肩の力を抜いて一緒に楽しんでいただけば幸いです。Let's Party!!

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