天野ひろゆき：「40年生きてきて今日が一番うれしい日」　劇場版アニメ「NARUTO」初日あいさつ

　劇場版アニメ「NARUTO　疾風伝　ザ・ロストタワー」の初日舞台あいさつが31日、東京都内で行われ、同時上映の短編映画「そよ風伝　ナルトと魔神と３つのお願いだってばよ!!」でつぼの魔神の声を担当する「キャイ～ン」の天野ひろゆきさんが、大好きなキャラクター、ロック・リーのコスプレで登場。コミックス累計1億冊突破を記念し、天野さんは原作者の岸本斉史さんへ花束贈呈。岸本さんがお返しに、サプライズで「火影ナルト」の複製原画をプレゼントすると、天野さんは目頭を押さえて「僕の八門遁甲（とんこう）が開きそうです。40年生きてきて、まさか今日が一番うれしい日になるとは……」と感激していた。

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　原作は、「週刊少年ジャンプ」（集英社）で連載中の岸本さんの人気マンガ。コミックスは51巻で累計発行1億部を突破。02年にテレビ東京系でアニメ化され、04年に劇場版第1作が公開されている。

　天野さんは「（「NARUTO」の短編に出演が決まったときは）相方がウドちゃんに決まったとき以上にうれしかったです」と喜んだが、「みんな本編見て感動しちゃって、短編のこと忘れてない？」と心配していた。短編の内容にちなんで、三つの願いがかなえられるとしたら？と聞かれた天野さんは、29日の市川海老蔵さんと小林麻央さんの挙式を引き合いに出し、「一に結婚、二に結婚、三にベトナムでルビーの原石を探します（笑い）。ワイドショーのネタにでも使ってください」と話して、会場の笑いを誘った。舞台あいさつには、ナルト役の竹内順子さん、ミナト役の森川智之さん、サーラ役の早見沙織さんらも登場した。

　劇場版アニメ「NARUTO−ナルト−疾風伝　ザ・ロストタワー」（むらた雅彦監督）は、劇場版でシリーズ第7作目。抜け忍ムカデを追っていたナルト（声・竹内さん）が、強大な「龍脈」の力にのみ込まれ、過去にタイムスリップしてしまう。そこで極秘任務中のミナト（声・森川さん）と出会い、塔の街「楼蘭」の大臣になりすまして街の支配をたくらむムカデを倒すため、傀儡（くぐつ）軍団と死闘を繰り広げる……というストーリーだ。主題歌は、歌手の西野カナさんの「if（イフ）」を起用。池袋シネマ・ロサ（東京都豊島区）など全国で公開中。（毎日新聞デジタル）