お侍さんが現代にタイムスリップし、シングルマザーとのふれあいをきっかけに、パティシエとしてデビューしてしまう。侍と洋菓子というミスマッチが独特の荒木源さんの小説を「アヒルと鴨のコインロッカー」(06年)や「ゴールデンスランバー」(10年)の中村義洋監督が映画化した作品が「ちょんまげぷりん」だ。主人公の侍役をアイドルグループ「NEWS」と「関ジャニ∞」の錦戸亮さんが映画初出演で熱演。シングルマザー役のともさかりえさんも好演している。
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ひろ子(ともさか)は一人息子の保育園児・友也(鈴木福君)を抱えて、仕事と育児の両立にあたふたする毎日。ある日、ちょんまげに着物姿の男(錦戸さん)と出会う。その男は「木島安兵衛」と名乗り、どうやら江戸時代からタイムスリップしてしまったようだった。行く当てもない安兵衛は、ひろ子の家にしばらく居候をし、家事を引き受けてくれることに。友也が発熱した日にプリンを作ってくれたり、いつの間にかどんどんお菓子作りにのめり込んでいく安兵衛。やがて才能が開花して……。
シングルマザーのちょっと散らかった部屋、電子レンジの「チン!」という音。会社の上司の女子社員に対するありがちな嫌み、早口でまくしたてるママ友……。中村監督は、日常風景を徹底的にオーソドックスに描き、そこに現れた非現実的なお侍さんの姿を際立たせている。テンポもよく面白い会話が展開していく中、シングルマザーの「現実」を丁寧にすくいとった。だからこそ安兵衛という「夢」が効いている。ドラえもん的な世界にも似て、少し不思議な感じが楽しい。
また配役もいい。錦戸さんは侍姿が妙に似合っているし、ともさかさんの奮闘ぶりも胸に迫るものがある。また、息子・友也役の鈴木君の親しみやすい容姿もよく、表情豊かで引き込まれる。
江戸時代にはお役目がなかった安兵衛が、現代で自分の才能に気付き、生き生きと働いている。お菓子作りのきっかけは、友也が喜んだことだった。他人のために働くことが自分のためになっていた。働くことの本当の意義も描かれている。31日から恵比寿ガーデンシネマ(東京都渋谷区)、新宿武蔵野館(東京都新宿区)ほか全国で公開。(キョーコ/毎日新聞デジタル)
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