アニメやゲームなどのキャラクターを描いた「痛車(いたしゃ)」の展示会「あうとさろーね有明2010夏」(同事務局主催)が14、15の両日、東京ビッグサイト(東京都江東区)に隣接する有明客船ターミナル横の駐車場で開かれた。人気アニメ「Angel Beats!(エンジェルビーツ)」のメーカー公認痛車が登場した。
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「痛車」は、見て「痛い」とイタリア車の「イタ車」を掛け合わせた造語。展示会は07年夏からほぼ夏と冬に開かれており、今年は2日間で約60台が参加した。
事務局などによると、痛車の推定台数は、ステッカーを張るだけの簡単なものを合わせると10万~20万台と見ている。また、トヨタ自動車の販売店がアニメ「とある科学の超電磁砲」の痛車を制作したり、セガがゲームソフトのプロモーションに営業車を「痛車」に変える、講談社がマンガをアピールするため、痛車を自動車レースに参戦させる例もあるなど、企業が痛車の人気を活用する流れになっている。
初日の14日には、33台の痛車などが出展、音楽制作ソフトから生まれた「初音ミク」や「巡音ルカ」などをあしらったものが多かった。東京ビッグサイトで開催中のマンガの祭典「コミックマーケット78」の参加者も来場し、カメラや携帯電話を手に懸命にシャッターを切っていた。(毎日新聞デジタル)
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