浜田雅功:9年ぶり連ドラ主演 「検事・鬼島平八郎」で巨悪を暴く44歳新人検事に

ドラマ「検事・鬼島平八郎」で9年ぶりに連続ドラマに主演する浜田雅功さん
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ドラマ「検事・鬼島平八郎」で9年ぶりに連続ドラマに主演する浜田雅功さん

 お笑いコンビ「ダウンタウン」の浜田雅功さんが、10月スタートのドラマ「検事・鬼島平八郎」(ABC、テレビ朝日系)に主演し、初となる検事役に挑戦することが8日、明らかになった。浜田さんが連続ドラマに主演するのは、01年放送の「明日があるさ」(日本テレビ系)以来9年ぶり。日本の巨悪を暴くべく法曹界で奮闘する44歳の新人検事役を演じることになった浜田さんは「これまでは、チャラチャラしているのに実は熱い男という役が多かったんですが、今回は悪を追及するというまじめな検事。熱くないことはないけれど、それを表立って表現しない役なので難しいのですが、今までにない一面が見せられればと思います」と意気込みを語っている。

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 浜田さんが演じるのは、44歳にして新人という異色の経歴を持つ、とある地方検察庁の検事・鬼島平八郎(おにじま・へいはちろう)。豊富な社会経験に裏付けられた「庶民感覚」を持ち、難しい法律よりも自分の感覚を信じて、正しいと思うことを押し通し、大人の事情や理不尽な圧力には決して屈しない。時に「司法の常識」とのズレが生じ、検察庁内で摩擦を引き起こしながらも、感覚的に納得いかないことにとことんこだわり、真実を追究するうちに、事件を解決に導いてしまう。そして、小さな横領事件が発端となり、“落ちこぼれ”といわれていた地方の検事たちが、談合や裏献金、贈収賄といった巨悪がひた隠す事件の解決に挑んでいき、最後には日本の政権政党の大物政治家と戦うことになる。

 ヒロインのエリート女性検事役には内田有紀さん。内田さんが演じるのは、司法試験をトップで合格し、将来の幹部候補とうわさされる才色兼備のエリート女性検事・森本真紀(もりもと・まき)。型にはまらないやり方で周囲を巻き込む鬼島は相手にもせず、どこか人を寄せ付けない雰囲気を持っている。検事である前に一人の人間として真実を追究する鬼島に対して、検事としての信念を持って事件を解決する頭脳明晰(めいせき)な真紀。検事としての在り方や生き様もまったく異なる2人が、どのように作用しあうのか、浜田さんと内田さんのやりとりもみどころのひとつだ。

 安井一成プロデューサーは「子どものころ、純粋に『正義』だと信じていたことを、いまだに社会のルールだと信じ込んでいる。鬼島平八郎はそんな新米検事です。だから『ズルするやつ』を見過ごせない。大人の事情に縛られた大人たちの『それちょっとおかしいんちゃう』という部分に突っ込んでいく……そんな男を浜田さんに演じていただくことになりました。検事ドラマというシリアスなストーリーラインと、浜田さんが持つ魅力的なキャラクターに加え、ヒロインの内田さんをはじめ豪華キャストも集結しました。私自身、どんな化学反応が起こるのかワクワクしています。44歳のニューヒーローの誕生をご期待ください」とコメントしている。

 ドラマは、鍋島雅治さん作、池辺かつみさん画のマンガ「東京地検特捜部長 鬼島平八郎」(小池書院)が原作。西山茉希さん、濱田岳さん、松重豊さん、西村雅彦さんらが出演するほか、容疑者役でも豪華キャストが続々と登場する予定。毎週金曜午後9時から放送予定。(毎日新聞デジタル)

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