深津絵里:モントリオール映画祭のトロフィー手に「バチが当たりそう」 「悪人」舞台あいさつ

モントリオール世界映画祭・最優秀女優賞のトロフィーを手に笑顔を見せる深津絵里さん
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モントリオール世界映画祭・最優秀女優賞のトロフィーを手に笑顔を見せる深津絵里さん

 モントリオール世界映画祭で最優秀女優賞を受賞した深津絵里さんが11日、東京都内で行われた映画「悪人」=李相日(リ・サンイル)監督=の初日舞台あいさつに、主演の妻夫木聡さんや李監督らとともに登場。トロフィーを手にした深津さんは「とんでもない賞をいただいた感じなんですが、本当にみんなで勝ち取った賞だと思う。だから、こんな出来すぎたくらいに、すごい初日になってしまって、本当にこれ以上何かあったらバチが当たっちゃいそうです」と笑顔だった。

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 この日の舞台あいさつは、モントリオールでは会場周辺の工事のため、数メートルしか歩けなかったというレッドカーペットが劇場内に敷かれ、深津さんらは、観客からの盛大な拍手で迎えられた。満島ひかりさん、樹木希林さん、柄本明さんもレッドカーペットを踏みしめながら登場した。

 「悪人」は、芥川賞作家の吉田修一さんのベストセラー小説を、俳優の妻夫木聡さん主演で映画化。「フラガール」の李監督がメガホンをとり、原作者の吉田さんと共に脚本も担当した。長崎のはずれの漁村で生まれ育った土木作業員の清水祐一(妻夫木さん)が、佐賀の紳士服量販店に勤める馬込光代(深津さん)と出会い、刹那(せつな)的な愛に身を焦がすが、実は祐一は連日ニュースをにぎわせていた殺人事件の犯人で、ともに逃避行することになる、という物語。岡田将生さん、満島さん、樹木さん、柄本さんらも出演する。映画は全国東宝系で公開中。(毎日新聞デジタル) 

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