柴田恭兵:刑事役に定年なし?「全然格好良くない。でも楽しい」 ドラマ「刑事定年」制作発表

ドラマ「刑事定年」の制作発表会見に登場した柴田恭兵さん
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ドラマ「刑事定年」の制作発表会見に登場した柴田恭兵さん

 「あぶない刑事」や「はみだし刑事 情熱系」など、これまで数々の刑事ドラマで難事件を解決してきた俳優の柴田恭兵さんが刑事を“定年退職”することになった。定年後の元敏腕刑事役の生活を描くホームドラマ「刑事定年」(BS朝日)に出演することになったもので、29日、東京都内で行われた制作発表会見に登場した柴田さんは「しぶしぶ現場に連れて行かれるけど、格好良く事件を解決して去っていくのかなと思っていたら、全然格好良くない。でも楽しくて、とっても面白いドラマになりつつあります」と自信を見せた。

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 「刑事定年」は、建設中の東京スカイツリーがそびえ立つ東京の下町を舞台に、家庭を顧みずに働き続けた元刑事の猪瀬直也(柴田さん)と、その妻・早季子(浅田美代子さん)の微妙な関係を描く大人のための連続ホームドラマ。娘の真紀役で田丸麻紀さんが出演するほか、直也が勤めた警察署の元同僚を金田明夫さん、猪瀬家に出入りするヤクザの親分を山田明郷さんが演じる。

 今回のドラマは、すべて猪瀬家内で繰り広げられるホームドラマ。スタジオ内に6台のカメラをセットして、1シーンを1カットで撮影するというスタイルを採用した。この“長回し”について、浅田さんは「デビュー時代に出演したドラマ『寺内貫太郎一家』とかで、そんな感じでしたけど、今は日々“脳トレ”してる感じです」と苦労を語った。柴田さんも「舞台をやってるみたいで、舞台と同じくらいの緊張感をもってやってます」と明かし、「現場のチームワークは何の問題もない。もっともっとけいこしたいし、本当に楽しい。こんなテンション上げる役というのは、生涯ないんじゃないかというくらいで、幸せです。楽しいです。みなさんに感謝してます」と目を輝かせていた。

 この日の会見には、東京スカイツリーのある押上・業平橋地区のキャラクター「おしなりくん」も駆けつけ、長年、地元警察署に勤め、地域の平和を守り続けた、柴田さん演じる猪瀬に感謝状を手渡すパフォーマンスも繰り広げられた。

 ドラマは10月27日から毎週水曜午後10時放送予定。(毎日新聞デジタル)

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