坂口憲二:「秋のドラマで一番に」 ドラマ「医龍3」会見でキャストらと和気あいあい

ドラマ「医龍3」の会見に出席した坂口憲二さん
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ドラマ「医龍3」の会見に出席した坂口憲二さん

 俳優の坂口憲二さん(34)が主演する医療ドラマの第3弾「医龍 チーム・メディカル・ドラゴン3」(フジテレビ系)の制作発表が4日開かれ、坂口さんらキャストが登場。坂口さんは「1、2を超えるような作品を作っていかないといけない。秋のドラマで一番を取れるように頑張る」と意気込んでいた。

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 「医龍」は02年から「ビッグコミックスペリオール」(小学館)に連載中のマンガが原作。世界レベルの腕を持つ外科医・朝田と彼を取り巻く医療チーム「チーム・メディカル・ドラゴン」のメンバーが、生と死に直面するドラマをリアルな映像とスピード感あふれる描写で表現し、06年4~6月に放送した第1弾は平均視聴率14.8%、07年10~12月の第2弾は平均17.2%(いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区)の高視聴率を記録している。今回は臓器移植法の改正や再生医療研究の進歩などを踏まえ、「医療の国際化と外科医の存在意義」をテーマにした完全オリジナルストーリーになるという。脚本は林宏司さん、演出は水田成英さんと、前2作と同じ顔ぶれが担当する。

 坂口さんは「屋上で裸のシーンがある。2の時は太ってたので今回は絞りました」と笑顔で話し、伊集院登役の小池徹平さん(24)は「センター分け(の髪形)とメガネですぐキャラクターになれる。(続編が決まり)うれしい気持ちと不安な気持ちがあった」と話した。また第1弾以来の登場となる加藤晶役の稲森いずみさん(38)は復帰について、「ついにできるんだと幸せな気持ちになった」と笑顔を見せた。

 今回から新たに登場する朝田の最強のライバル・黒木慶次郎役の遠藤憲一さん(49)は劇中でかぶる金髪のかつら姿で登場し、「時代劇ではたくさんかつらをかぶったが、現代物でかつらをかぶるのは初めて。最強の敵はかつらです」と笑わせ、「(手術の映像資料を見て)生まれ変わっても絶対なれないのは医者だと思った。それを役者としてできるのは幸福な気分。自分の知らない未知の世界を演じたい」とコメントした。同じく、今シリーズから登場する新人研修医の真柄冬実役の谷村美月さん(20)は「医療ドラマは初めてで新鮮」と話していた。

 会見には野口賢雄役の岸辺一徳さん(63)のほか、池田鉄洋さん(39)、佐々木蔵之介さん(42)も出席。役作りについて聞かれた岸辺さんが、収録が始まっているにもかかわらず「そろそろ考えないといけない……」と話したり、一度しか撮影をしていないという遠藤さんが「38.6度の熱があって(撮影時の)記憶がない。これからが初日です!(坂口さんに対抗して)脱ぐのは厳しい」と話したりするなど、和気あいあいとした雰囲気で会見は行われた。

 企画を手がけた長谷聡介さんは「機は熟した。1話のファーストカットはバラク・オバマ(米大統領)の絵から入ります。初回は30分ぐらいにしか感じられないと思う。今の時代とリンクするテレビドラマの面白さを感じていただきたい」と自信を見せている。初回放送は14日午後9時から、2時間8分のスペシャル版。21日以降は毎週木曜午後10時放送。(毎日新聞デジタル)

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