注目アニメ紹介：「おとめ妖怪ざくろ」　主人公は半妖の美少女　恋愛ドラマと戦闘シーンに注目

　人間と妖人（＝妖怪）が共存する日本を舞台にした和風ファンタジー「おとめ妖怪ざくろ」が4日深夜1時半から放送される。原作は「月刊コミックバーズ」（幻冬舎）に連載されている星野リリィさんのマンガだ。

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　「月の暦」から「太陽の暦」へ改暦された文明開化の時代。妖人にまつわる不可解な事件を解決するために、帝国陸軍と妖人が集められ、「妖人省」が設立された。陸軍少尉の総角景 （あげまき・けい）、芳野葛利劔 （よしのかずら・りけん）、花桐丸竜 （はなきり・がんりゅう）の3人は、妖人省へ赴任して住み込むことに。ところが、彼らが協力する仲間として紹介されたのは、頭に耳が付いているものの、普通の女の子と変わりない、人と妖怪の間に生まれた者「半妖」だった。

　見どころは、人間と半妖とが、立場の違いを乗り越えて、互いに理解を深め合っていく恋愛ドラマと華やかな戦闘シーンだ。気が強くて戦闘能力も高い半妖の西王母桃（ざくろ）は、初めは優雅で美男子の総角に引かれるが、その直後に妖人におびえる姿にがっかりする。しかし、行動をともにするうちに、彼のさまざまな面を知って引かれていく。ほか2組の人間と半妖のコンビも信頼関係を築いていく一方で、ざくろの行方不明の母親をめぐるストーリーも展開される。

　ヒロインのざくろは「れでぃ×ばと！」のセルニア＝伊織＝フレイムハートを演じた中原麻衣さん、総角景は「デジモンクロスウォーズ」のドルルモンの櫻井孝宏さん。内気でおしとやかな半妖の薄蛍（すすきほたる）は「Angel　Beats!」の天使役の花澤香菜さんが担当する。制作は「会長はメイド様！」「のだめカンタービレ」シリーズのJ．C．STAFF。

　放送は、テレビ東京で毎週月曜深夜1時30分～、テレビ愛知で6日から毎週水曜深夜1時58分～、テレビ大阪で8日から毎週金曜深夜2時35分～、AT−Xで23日から毎週土曜午前8時～など。