佐藤健：前田敦子との共演に「縁があると思う」とラブコール　初主演の新ドラマ「Q10」会見

　俳優の佐藤健さんが3日、連続ドラマで初主演を務める新ドラマ「Q10（キュート）」（日本テレビ系）の記者会見に登場。謎のロボット「Q10」を演じるアイドルグループ「AKB48」の前田敦子さんについて、「一番キュートなのは笑顔ですが、もともとロボットっぽい表情や動きをすることがあって、そういうところもキュートです」と絶賛。AKB48の中でも“おしメン（推しているメンバー）”は「もちろん前田さん。好きな曲は『ポニーテールとシュシュ』。あれはもはやバラードです」とすっかりファンになっている様子で、NHKの大河ドラマ「龍馬伝」に2人とも出演していたことを引き合いに出して「縁があると思いますね」とうれしそうだった。

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「Q10（キュート）」は、佐藤さん演じる心優しい高校生・深井平太が、謎の女の子ロボットに出会い、人生が変わっていくという学園ドラマ。鹿浜橋高校に通う3年生の平太（佐藤さん）は、理科実験室で校長の岸本（小野武彦さん）が酔った勢いで繁華街のゴミ箱から拾ってしまった女の子ロボット・Q10（前田さん）を見つけ、起動させてしまう。Q10をロボットだと見抜いた変わり者の工学博士・柳栗子（薬師丸ひろ子さん）とスキャンダルを恐れる岸本、平太の担任の小川（田中裕二さん）は、Q10の正体を隠したまま、学校でかくまうことにする。成り行き上、平太は学校でQ10の面倒を見ることになる……という物語。脚本は「すいか」「野ブタ。をプロデュース」などで知られる木皿泉さんが手がける。

　佐藤さんは自身の演じる平太について「物事に冷静で夢も何にもない。熱くなりきれない達観したところが好き。『龍馬伝』で演じた（岡田）以蔵のような感情表現が振り切った芝居ではなく、今回はこういう人が身近にいそうだと思えるリアルさで演じたい」と話した。ロボットに恋することについては「想像できない難しさはありますが、そのとき目の前にあるものに反応して演技しています。ロボットだと思う時はロボットに、そう思えない時は、目の前で動いてしゃべるものに対して、素直に行動すればいいんだな、と思いました」と手探りながらも役作りに対してしっかりと取り組んでいる様子だった。

　会見には、前田さん、佐藤さんのほか、生徒役の蓮佛美沙子さん、賀来賢人さん、高畑充希さん、細田よしひこさん、池松壮亮さん、福田麻由子さんが制服姿で登場。ドラマは、16日午後9時より毎週土曜日放送。初回は10時9分までの15分拡大版となる。（毎日新聞デジタル）